カナダのテノール歌手ベン・ヘップナー(Ben Heppner)が8年にわたってパーソナリティーを務めてきたカナダ公共放送が週に一度放送しているラジオ番組「オペラと過ごす午後」を“卒業”することを発表した。2014年にオペラを引退、それから出演を続けていた。今後はメディア・プレゼンターに転身するという。
ブリティッシュ・コロンビア州マレイビルの生まれの65歳。1979年にカナダ公共放送主催のタレント・フェスティバルで優勝。1988年にカーネギー・ホールの演奏会で米国デビューを飾り、1989年にスウェーデン王立歌劇場の舞台に立ってヨーロッパ・デビューを飾った。
その後、ドラマティックなワーグナー・テノールとしての評価を確立。世界の著名な歌劇場で出演を重ねる一方、数多くの録音に参加。カナダで行われた二度の冬季オリンピックの閉会式でも歌うなど、カナダを代表するオペラ歌手の一人として活躍した。
写真:Radio-Canada
モントリオール発 〓 テノールのベン・ヘップナーがラジオのパーソナリティーからの“卒業”を表明、メディア・プレゼンターに転身
2021/09/11
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