東京発 〓 日本フィルの次期首席指揮者にシンガポール出身のカーチュン・ウォン

2022/05/18
【最終更新日】2022/05/23

日本フィルハーモニー交響楽団(Japan Philharmonic Orchestra)が18日、次期首席指揮者にシンガポール出身のカーチュン・ウォン(Kahchun Wong=黃佳俊)を迎えると発表した。2016年からその任にあるピエタリ・インキネンの後任で、任期は2023/2024シーズンから5年。ウォンは2021年9月から首席客演指揮者を務めている。

ウォンはシンガポール生まれの35歳。ドイツ・ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でオペラとオーケストラの指揮を学び、2016年にバンベルグ交響楽団が主宰する「グスタフ・マーラー指揮者コンクール」でアジア人として初めて優勝した。2018/2019シーズンからドイツのニュルンベルク交響楽団の首席指揮者を務め、2021/2022シーズンを終了をもって退任することが決まっている。

写真:Cezar Buliga


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. パリ発 〓 国立オペラの新シーズン開幕は11月末に

  2. ヴェッセルビューレン発 〓 2024年の「ブラームス賞」に指揮者のケント・ナガノ

  3. クリーブランド発 〓 ウェルザー=メストが癌治療で10月下旬から年末までのすべての仕事をキャンセル

  4. デュッセルドルフ発 〓 アダム・フィッシャーがデュッセルドルフ響との契約延長

  5. 大阪発 〓 大阪交響楽団の次期常任指揮者に山下一史

  6. ミンスク発 〓 ベラルーシ国立オペラ管のコンサートマスターたちを反大統領派として解雇

  7. ベルリン発 〓 レコード賞「オーパス・クラシック」授賞式がコンツェルトハウスで

  8. ローマ発 〓 レヴァイン、次はサンタ・チェチーリア国立アカデミー管

  9. ウィーン発 〓 コンツェルトハウスがクルレンツィス&ムジカエテルナのコンサートをキャンセル、ウクライナ大使の要請受け

  10. ベルリン発 〓 ベンゲロフがストリーミング・サービスを開始

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・ドイツ・オペラが《ヘリアーネの奇跡》の再演を急きょ中止、テノール歌手の体調不良で

  12. ミラノ発 〓 スカラ座博物館で巨匠演出家フランコ・ゼッフィレッリの回顧展がスタート

  13. 訃報 〓 マディ・メスプレ(89)フランスのソプラノ歌手

  14. サンフランシスコ発 〓 カリフォルニア州で再度のロックダウン、サンフランシスコ・オペラはドライブインシアター 「トスカ」を延期

  15. マインツ発 〓 2022年の「ロベルト・シューマン賞」はハインツ・ホリガーに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。