モントリオール交響楽団(Orchestre symphonique de Montréal)は5日夜、地元のトルドー国際空港の駐車場で「クラシック・フライト」と名付けた野外コンサートを行った。会場となったのは、約550台の収容の第5駐車場。特設ステージの周りを、515台の“聴衆”が取り囲んだ。
コンサートはオーケストラへの支援を求めて行ったもの。モントリオール響は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2019/2020シーズンを3月中旬に閉幕、夏のシーズンもキャンセルとなり、合計75回以上のコンサートが中止されたという。500・250・100カナダ・ドル(1ドル約79円)のチケットが用意された。
プログラムはベートーヴェン交響曲第5番《運命》を核にして、ラヴェルの《クープランの墓》、モーツァルトのオペラからのアリア集。ソプラノのエレーヌ・ギルメット、バリトンのジャン=フランソワ・ラポワントが出演し、指揮はジャック・ラコンブ。
写真:Orchestre symphonique de Montréal
モントリオール発 〓 モントリオール響が空港の駐車場でコンサート
2020/08/07
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。