シュトゥットガルト発 〓 シュトゥットガルト州立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

2021/06/27
【最終更新日】2021/12/20

ドイツのシュトゥットガルト州立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表した。シュトゥットガルト州立オペラは、バーデン=ヴュルテンベルク州立のオペラ・カンパニーで、シュトゥットガルトにある州立劇場を本拠地にしている。

新シーズンの開幕を飾るのは、戦後は東ドイツで活躍した故パウル・デッサウの《ルクルスの断罪》。ブレヒトの原作をオペラ化した作品で、上演される機会が少ない。

州立オペラが4人の演出家とワーグナー《ニーベルングの指環》全4部作の新制作に取り組むのも話題の一つで、新シーズンには《ラインの黄金》と《ワルキューレ》が登場する。指揮はコルネリウス・マイスター。

11月1日 – 20日
デッサウ《ルクルスの断罪》
[出演]ゲアハルト・ジーゲル / フリーデマン・レーリヒ / アリーナ・アダムスキー / トルステン・ホフマン / エリオット・カールトン・ハインズ / マリア・テレサ・ウルリヒ / フィリップ・ニクラウス / ハインツ・ゲーリヒ / ジャスパー・リーヴァー
[指揮]ベルンハルト・コンタルスキー
[演出]Franziska Kronfoth / Julia Lwowski

11月21日 – 12月19日
ワーグナー《ラインの黄金》
[出演]ゴラン・ユーリッチ / パヴェウ・コーニク / マティアス・クリンク / リー・メルローズ / エルマル・ ギルベルトソン / デヴィッド・シュテフェンス / アダム・パルカ / レイチェル・ウィルソン / エスター・ディールケス / シュティーネ・マリー・フィッシャー / イーダ・レンスレーヴ / アイタージュ シュカリザーダ
[指揮]コルネリウス・マイスター
[演出]シュテファン・キミグ

2022年1月16日 – 3月12日
ヴィヴァルディ《勝利のユディータ》
[出演]シュティーネ・マリー・フィッシャー / ディアナ・ハラー / ガイア・ペトローネ / アレクサンドラ・ウルキオラ / レイチェル・ウィルソン
[指揮]未定
[演出]シルヴィア・コスタ

2月6日 – 4月3日
フンパーディンク《ヘンゼルとグレーテル》
[出演]ジョセフィン・フェイラー / イーダ・レンスレーヴ / ロジー・オールドリッジ / 石野繁生 / カトリオーナ・スミス / クラウディア・ムスキオ
[指揮]アレヴティナ・ヨッフェ
[演出]アクセル・ラーニッシュ

4月10日 – 5月2日
ワーグナー《ワルキューレ》
[出演]オッカ・フォン・デル・ダメラウ / ミヒャエル・ケーニヒ / ブライアン・ムリガン
アニカ・シューリヒト / エスター・ディールケス / カトリオーナ・スミス / マリア・テレサ・ウルリヒ / シュティーネ・マリー・フィッシャー
[指揮]コルネリウス・マイスター
[演出]Hotel Modern / Urs Schönebaum / Ulla von Brandenburg

6月4日 – 7月2日
ドボルザーク《ルサルカ》
[出演]デヴィッド・ジョンフン・キム / エスター・ディールケス / ゴラン・ユーリッチ / カティア・レドゥー / トルステン・ホフマン
[指揮]オクサーナ・リーニフ
[演出]バスティアン・クラフト

7月21日 – 27日
シューマン《ゲーテの『ファウスト』の情景》
[出演]ジョセフィン・フェイラー / シュティーネ・マリー・フィッシャー / カイ・クルーゲ / ジャレット・オット
[指揮]アンドレ・デ・リッダー
[演出]マルコ・ストーマン

写真:Staatsoper Stuttgart


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