チェコの名ソプラノ歌手リブシェ・ドマニーンスカ(Libuše Domanínská)が2日、南モラヴィア州の街ホドニーンで亡くなった。96歳だった。1940年代から1970年代にかけて国際的に活躍。ヤナーチェク作品の第一人者として知られる。
1924年、ブルノの生まれ。本名は「Libuše Klobásková」で、両親が自分たちの故郷ドマニーンから芸名を付けたという。ブルノ音楽院で学んだ後、1945年にブルノの国立オペラを振り出しにオペラ歌手としての活動をスタート、1955年からプラハの国立オペラに移り、1990年まで活躍を続けた。
国立オペラの看板歌手として50を超える役柄を歌い、ヤナーチェクの《イェヌーファ》や《カーチャ・カバノヴァー》、ドボルザーク《ルサルカ》やスメタナ《売られた花嫁》など、チェコ物にフル出演。《イェヌーファ》の世界初のステレオ録音にも参加している。海外でも活躍した先駆けだった。
写真:Národní divadlo / Jaromír Svoboda
訃報 〓 リブシェ・ドマニーンスカ(96)チェコのソプラノ歌手
2021/02/04
【最終更新日】2023/02/06
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