オランダの女流演出家ロッテ・デ・ベア(Lotte de Beer)がフォルクスオーパー(Volksoper)の総監督に就任することが決まった。2007年から総監督を務めてきたロベルト・マイヤー(Robert Meyer)の後任で、任期は2022/2023シーズンから5年間。
デ・ベアは39歳。マーストリヒトで歌とピアノを学んだ後、アムステルダム芸術大学で演劇、演出を専攻した。2009年の卒業後、鬼才演出家ペーター・コンヴィチュニーの下で研鑽を積んでデビュー。目下、ヨーロッパを中心に活動の場を広げている。
2015年に英国の「国際オペラ・アワード」の「新人賞」を受賞。2016年には、アン・デア・ウィーン劇場の《真珠採り》でオーストリア音楽劇場賞の「最優秀演出家」にノミネートされた。2020年には「国際オペラ・アワード」の「演出家賞」にノミネートされている。
今回の後任選びには、女性7人、男性26人が(ドイツから16人、海外から17人)応募したという。
写真:Israeli Opera
ウィーン発 〓 フォルクスオーパーの総監督に演出家のロッテ・デ・ベア
2020/10/08
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