ルーマニアのブカレストで開催された「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」のチェロ部門で9月10日、日本の北村陽(Yo Kitamura)き優勝、セバスチャン・アンドローネ・ナカニシ作曲賞も受賞した。2位はイタリアのエットーレ・パガーノ(Ettore Pagano)、3位は中国系米国人のハドン・ケイ(Hadon Kay)。
優勝した北村は兵庫県西宮育ちの20歳。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースに在籍して堤剛、山崎伸子らに師事した。2022年の「ハチャトゥリアン国際コンクール」で第2位、2023年には「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」、「日本音楽コンクール」チェロ部門で優勝を重ねた。
また、2023年秋からベルリン芸術大学でイェンス=ペーター・マインツに師事。上野製薬株式会社より貸与された1668年製のカッシーニを使用している。
コンクールは2年に一度の開催で、今年は8月31日から9月27日の開催。チェロ部門の審査委員長はアルト・ノラスが務めている。本選で北村はドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏、その豊かな音楽性と将来性が高く評価された。
写真:George Enescu Festival
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ブカレスト発 〓 「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」のチェロ部門で北村陽が優勝
2024/09/11
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