新型コロナウイルスの感染拡大を受け、イタリアの歌劇場の閉鎖が相次いでいる。
感染拡大が顕著なロンバルディア州では、新たに閉鎖が決まったのは、ミラノのスカラ座の他、パルマの王立歌劇場(テアトロ・レッジョ)、ベネチアのフェニーチェ劇場、ヴェローナのフィラルモニコ劇場、ボローニャ歌劇場、ラヴェンナのアリギエリ劇場、ピアチェンツァの市立歌劇場。
イタリア保健相によると、25日までの感染者数は322人とヨーロッパでは最も多く、既に10人が死亡している。25日には南部シチリア島での感染も初めて確認された。
また、25日にはローマで周辺国の保健相を集めた緊急会合が開かれ、国境は閉鎖しないこと、さらなる感染拡大防止に向けた連携を強化することで合意した。
感染拡大が顕著なロンバルディア州では、パヴィーア、ベルガモ、ブレシア、コモなど、劇場は既にすべて閉鎖されている。
一方、イタリアと並んで、感染が拡大している韓国でも、ソウルのアート・センターの閉鎖が決まった。
写真:Ravenna Festival
ラヴェンナ発 〓 イタリアで劇場閉鎖相次ぐ
2020/02/26
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