4月14日から本選が行われていたデンマークの「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」で20日、韓国の指揮者サミュエル・スンワン・リー(Samuel Seungwon Lee)が優勝した。2位はコロンビアのアナ・マリア・パティーニョ=オソリオ(Ana Maria Patiño-Osorio)3位に中国のドン・チャオが入賞した。優勝賞金は2万ユーロ(約331万円)。
コンクールは1965年、ウクライナ出身でデンマーク放送交響楽団(デンマーク国立交響楽団)の創設、拡大、発展に大きく貢献したニコライ・マルコの業績を記念して創設されたもの。放送響の主催で3年ごとに開催されている。今回の20ヶ国から24人が本選に進み、審査委員長を2017年から首席指揮者を務めるファビオ・ルイージが務めた。
優勝したリーはソウル生まれの34歳。4歳からヴァイオリンとピアノを始め、2007年からベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でヴィオラをタベア・ツィンマーマンに、指揮をクリスティアン・エーヴァルトに学んだ。その後、「ノヴス・カルテット」のメンバーとして活動、2018年から本格的に指揮活動を始め、2022年から米国のシンシナティ交響楽団の副指揮者を務めている。
写真:Malko Competition
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コペンハーゲン発 〓 「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」で韓国のサミュエル・スンワン・リーが優勝
2024/04/24
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