ニューヨーク発 〓 テノールのステファン・グールドが健康上の理由で引退を表明

2023/08/25
【最終更新日】2023/09/21

ステファン・グールド(Stephen Gould)が引退を発表した。引退の理由は「健康上の理由」。この夏のドイツ・バイロイト音楽祭では、《神々の黄昏》のジークフリート、《トリスタンとイゾルデ》のトリスタン、《タンホイザー》のタンホイザーにキャスティングされていたが、すべて降板している。

ステファン・グールドは米国ヴァージニア州生まれの62歳。ボストンのニューイングランド音楽院で学んだ後、シカゴ・リリック・オペラなどでオペラに出演を重ねた後、7年にわたってミュージカル「オペラ座の怪人」に出演。その後、オペラの世界に舞い戻った。

その後、力強く、ドラマチックな声を意味する「ヘルデンテノール」を代表する一人として、ウィーン国立歌劇所をはじめとする著名な歌劇場でワーグナー作品を中心に歌い、2015年にはオーストリア政府から「宮廷歌手」の称号を授与されている。

マネジメントから発表された声明で「30年のキャリアと、多くの優れた芸術家たちとの出会いとコラボレーションに感謝」と述べているが、引退後については言及されていない。

写真:Bayreuther Festspiele / Enrico Nawrath


関連記事

  1. シンガポール発 〓 シンガポール響の次期音楽監督にフィンランドの指揮者ハンヌ・リントゥ

  2. シカゴ発 〓 シカゴ響がコンサートを中止、ムーティに陽性反応

  3. ベルリン発 〓 バレンボイムが健康上の理由から、5月1日のベルリン・フィル「ヨーロッパ・コンサート」の指揮から降板

  4. ロンドン発 〓 ガーディナー率いるモンテヴェルディ合唱団ら3団体の新しい本拠地は聖マーティン・イン・ザ・フィールズ教会

  5. ミュンヘン発 〓 ソプラノのニーナ・シュテンメにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  6. ベルリン発 〓 バレンボイム入院長引き、5月のウェスト=イースタン・ディヴァン管のツアーの指揮をキャンセル

  7. ベルリン発 〓 メルケル政権、コンサートなどのイベントは8月末まで禁止

  8. 台北発 〓 指揮者のエリアフ・インバルが台北市立響との契約を破棄、首席指揮者を退任

  9. トリノ発 〓 RAI国立交響楽団がスペイン・ツアーを中止

  10. 訃報 〓 グウェンドリン・キルブリュー(80)アメリカのメゾ・ソプラノ歌手

  11. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送響が首席指揮者にラトル

  12. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  13. ベルリン発 〓 ベルリン・ドイツ・オペラがワーグナー《リエンツィ》をストリーミング配信

  14. 訃報 〓 ドミニク・アルジェント(91)米国の作曲家

  15. ニュルンベルク発 〓 州立劇場の次期音楽総監督にアイルランドの指揮者キリアン・ファレル

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。