オーストリア・ウィーン国立歌劇場が19日、2018/2019シーズンのラインナップを発表した。新演出上演は以下の6演目。そのうち、2演目が現代作品。世界初演となるのが、オーストリア・インスブルック出身のヨハネス・マリア・シュタウト(1974 – )作曲の《放牧》。ウィーン初演となるのが、マンフレート・トロヤーン(1949 – ) 作曲の《オレスト》。
シュタウトの《放牧》は、欧州の難民危機「Flüchtlingskrise」をテーマにした新作。台本はドイツ・ドレスデン出身の詩人ドゥルス・グリューンバイン(1962 – )。二人が組んだオペラは3作目となる。一方の、トロヤーンの《オレスト》は6つのシーンから構成される作品。ネーデルランド・オペラの委嘱作品で、2011年にアムステルダムで初演されている。
ベルリオーズ《トロイ人》
指揮:アラン・アルティノグリュ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:ブランドン・ヨヴァノヴィッチ / アダム・プラチェトカ / ペーター・ケルナー / パク・ジョンミン / パオロ・ファナーレ / レイチェル・フレンケル / アンナ・カテリーナ・アントナッチ / ジョイス・ディドナート / マルガリータ・グリツコヴァ
シュタウト《放牧》 = 世界初演
指揮:インゴ・メッツマッハー
演出:アンドレア・モーゼス
出演:レイチェル・フレンケル / トマス・コニエチュニー / トーマス・エベンスタイン / アンドレア・キャロル / ヘルベルト・リッパート / モニカ・ボヒネク / アレクサンドル・モイシュク / ゾリアナ・クシュプラー / ヴォルフガング・バンクル
ドニゼッティ《ルチア》
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:ロラン・ペリー
出演:ジョルジュ・ペテアン / オルガ・ペレチャッコ=マリオッティ / ファン・ディエゴ・フローレス / パク・ジョンミン
トロヤーン《オレスト》= ウィーン初演
指揮:ミヒャエル・ボーダー
演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
出演:トーマス・ヨハネス・マイヤー / トーマス・エベンスタイン / ダニエル・ヨハンソン / オードリー・ルナ / ローラ・エイキン / エヴェリン・ヘルリツィウス
リヒャルト・シュトラウス《影のない女》
指揮:クリスティアン・ティーレマン
演出:Vincent Huguet
出演:ステファン・グールド / カミッラ ニールンド / エヴェリン・ヘルリツィウス / ウォルフガング・コッホ / ニーナ・シュテンメ
ヴェルディ《オテロ》
指揮:チョン・ミョンフン
演出:エイドリアン・ノーブル
出演:アレクサンドルス・アントネンコ / オルガ・ベズメルトナ / ヴラジスラフ・スリムスキー
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ウィーン発 〓 国立歌劇場が2018/2019シーズンのラインナップを発表
2018/04/20
【最終更新日】2018/10/22
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