パリ発 〓 新しい“リング”含め、パリ国立オペラが2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

2019/03/10

パリ国立オペラが2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表した。最大の話題は、ヨナス・カウフマンら豪華な顔ぶれが出演するワーグナー《ニーベルングの指環》の新しいチクルスが登場すること。新演出を手掛けるのはカリスト・ビエイト(Calixto Bieito)。

《ラインの黄金》が4月2日-15日、《ワルキューレ》が5月5日-27日、《ジークフリート》が10月10日-18日、《神々の黄昏》が11月13日-21日というスケジュールで登場する。指揮はフィリップ・ジョルダンで、4部作の通し上演が11月23日-28日、11月30日-1月6日の2回行われる。

チクルスの主な出演者はイアン・パターソン、エカテリーナ・グバノヴァ、アンナ・ガブラー、ヨナス・カウフマン、エヴァ=マリア・ウェストブロック、マルティナ・セラフィン、ジョン・レリエ、ジュリー・フックス、アンドレアス・シャーガー、リカルダ・メルベート、サラ・コノリー、ヨハネス・マルティン・クレンツレ。

2019/2020シーズンは19作品を上演する。新演出は以下の通り。


ヴェルディ《椿姫》
9月12-10月16日
演出:サイモン・ストーン
指揮:ミケーレ・マリオッティ
出演:プリティ・イェンデ / ニーノ・マチャイゼ / ベンジャミン・ベルンハイム / アタラ・アヤン / リュドヴィク・テジエ / ジャン=フランソワ・ラポワント

ラモー《優雅なインドの国々》
9月27日-10月15日
演出:クレマン・コジトア
指揮:ビクター・ガルシア・アラルコン
出演:サビーヌ・ドゥヴィエル / ジョディー・デヴォス / ジュリー・フックス / マティアス・ヴィダル / スタニスラス・ド・バルベイラク / アレクサンドル・デュアメル / エドウィン・クロスリー=マーサー / フロリアン・センペイ

ボロディン《イーゴリ公》
11月28日-12月26日
演出:バリー・コスキー
指揮:フィリップ・ジョルダン
出演:エレーナ・シティキーナ / アニタ・ラチヴェリシュヴィリ / パヴェル・チェルノフ / エフゲニー・ニキティン

マスネ《マノン》
2020年2月29日-4月10日
演出:ヴァンサン・ユーグ
指揮:ダン・エッティンガー
出演:プリティ・イェンデ / ソフィア・フォミナ / ベンジャミン・ベルンハイム / スティーヴン・ コステロ / リュドヴィク・テジエ / ロベルト・タリアヴィーニ

写真:Opéra national de Paris


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. カーディフ発 〓 英国ウェルシュ・ナショナル・オペラのトップに米国シアトル・オペラの総監督

  2. バーデン=バーデン音楽祭 〓 ネトレプコ、エイヴァゾフ夫妻が《アドリアーナ・ルクヴルール》を降板

  3. ウィーン発 〓 国立歌劇場管のヴィオラ・セクションのトップにポーランド出身のポプラウスキー

  4. 東京発 〓 新国立劇場が2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

  5. ロサンゼルス発 〓 首席オーボエ奏者のオルテガ=クエロが就任早々にロサンゼルス・フィルを退団

  6. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送交響楽団に新コンサートマスター

  7. パリ発 〓 イル・ド・フランス国立管弦楽団が楽譜代わりにiPad

  8. ザルツブルク音楽祭 〓 2019年の聖霊降臨祭音楽祭スケジュールを発表

  9. ベルリン発 〓 イ・ジユンがベルリン・シュターツカペレのコンサートマスターに

  10. ロサンゼルス発 〓 第91回「アカデミー賞」の作曲賞に「ブラックパンサー」のルドウィグ・ゴランソン

  11. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが土曜夜の公演を18歳以下に無料開放

  12. ウィーン発 〓 ウィーン交響楽団に初のコンサートミストレス

  13. ミュンヘン発 〓 ヤンソンスがダウン、バイエルン放送響の日本ツアーは代役にメータ

  14. ウィーン発 〓 ベルナルト・ハイティンクがウィーン・フィルの名誉会員に

  15. ワシントン発 〓 ケネディー・センターが2019/2020シーズンのラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。