モスクワ発 〓 チャイコフスキー国際コンクールの「木管楽器部門」の審査員決まる

2019/01/07
【最終更新日】2019/01/08

今年から新設されるチャイコフスキー国際コンクール(International Tchaikovsky Competition)の「木管楽器部門=woodwind」の審査員が発表された。今年行われるコンクールの、全体の委員長は指揮者のワレリー・ゲルギエフ。「木管楽器部門」の審査委員長はロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート、デニス・ブリアコフ(Denis Bouriakov)で、審査員は以下のメンバー。

 ボリス・アラフヴェルディアン(ロサンゼルス・フィル首席クラリネット)
 ホイットニー・クロケット(ロサンゼルス・フィル首席ファゴット)
 ユージン・イゾトフ(サンフランシスコ交響楽団首席オーボエ)
 ダニエル・マツカワ(フィラデルフィア管弦楽団首席ファゴット)
 アレクセイ・オグリンチュク(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席オーボエ)
 カール=ハインツ・シュッツ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席フルート)
 スティーヴン・ウィリアムソン(シカゴ交響楽団の首席クラリネット)
 ジャック・ズーン(元ボストン交響楽団首席フルート)


チャイコフスキー国際コンクールは1958年の創設。モスクワで開催され、エリザベート王妃国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールと並ぶ、世界三大コンクールの一つと言われ、世界的に最も権威のあるコンクールの一つ。創設時はピアノとヴァイオリン部門だけだったが、1962年開催の第2回から「チェロ部門」が、1966年から「声楽部門」が、1990年からヴァイオリンの製作技術を競う「ヴァイオリン製作者部門」が設けられている。基本的には4年に一度行われており、2019年の第16回は7月17日から29日に行われる予定。

写真:International Tchaikovsky Competition


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. パレルモ発 〓 テアトロ・マッシモの音楽監督にオメール・メイア・ヴェルバー

  2. パリ発 〓 パリ国立オペラの次期総裁にアレクサンダー・ニーフ

  3. ロンドン発 〓 クラリネットのアンドリュー・マリナーが引退

  4. アムステルダム発 〓 ホルンのケイティ・ウーリーがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者に

  5. トリノ発 〓 RAI国立交響楽団の開幕コンサートをライブ放送

  6. グラインドボーン音楽祭 〓 2019年のスケジュールを発表

  7. エディンバラ発 〓 ユーロヴィジョン若手音楽家コンクール2018でイワン・ベッソノフが優勝

  8. マールボロ音楽祭 〓 ピアノのジョナサン・ビスが内田光子と共同芸術監督に

  9. プラハ発 〓 プラハ国民劇場が次期芸術監督にノルウェー国立オペラの前芸術監督を招聘

  10. トロント発 〓 ピエチョンカが王立音楽院の声楽部門トップに

  11. 東京発 〓 東京フィルが次シーズンの定期演奏会ラインナップを発表

  12. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が2019/2020シーズンの上演ラインナップを発表

  13. ベルリン発 〓 ドイツ・グラモフォンが120周年記念コンサートをライブ配信

  14. ヘルシンキ発 〓 フィンランド放送響がマーラーの交響曲全曲演奏をストリーミング配信

  15. ボローニャ発 〓 ダニエレ・ガッティがモーツァルト管弦楽団の音楽監督に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。