新国立劇場の2018/2019シーズンの上演スケジュールが発表された。2018/2019シーズンは、指揮者の大野和士がオペラ部門の芸術監督に就任して最初のシーズン。プレミエ(資捻出上演)は《魔笛》、《紫苑物語》、《フィレンツェの悲劇》&《ジャンニ・スキッキ》、《トゥーランドット》の4公演。《紫苑物語》は新国立劇場6年ぶりとなる創作委嘱作品で、芸術家の業と葛藤を描いた石川淳原作の小説『紫苑物語』を下敷きにしている。作曲は現代日本を代表する作曲家である西村朗、演出はパリを中心に国際的な活躍を続ける笈田ヨシが手掛ける。また、シーズンを締め括る《トゥーランドット》は東京オリンピック開催に連動したプロジェクト「オペラ夏の祭典 2019-20 Japan↔Tokyo↔World」として、東京文化会館との共同制作。双方の劇場で上演する他、びわ湖ホール、札幌文化芸術劇場と連携しての公演となる。ピットには大野が芸術監督を務めるスペイン・バルセロナ交響楽団が入り、演出はスペインの前衛パフォーマンス劇団「ラ・フラ・デルス・バウス」を率いるアレックス・オリエが手掛ける。上演スケジュールは以下の通り。
Photo:Tokyo Metro
モーツァルト《魔笛》
2018年10月3日〜14日
指揮:ローラント・ベーア
演出:ウィリアム・ケントリッジ
ビゼー《カルメン》
2018年11月23日〜12月4日
指揮:ジャン=リュック・タンゴー
演出:鵜山仁
ヴェルディ《ファルスタッフ》
2018年12月6日〜15日
指揮:カルロ・リッツィ
演出:ジョナサン・ミラー
ワーグナー《タンホイザー》
2019年1月27日〜2月9日
指揮:アッシャー・フィッシュ
演出:ハンス=ペーター・レーマン
西村朗《紫苑(しおん)物語》
2019年2月17日〜24日
指揮:大野和士
演出:笈田ヨシ
マスネ《ウエルテル》
2019年3月19日〜26日
指揮:ポール・ダニエル
演出:ニコラ・ジョエル
ツェムリンスキー《フィレンツェの悲劇》
プッチーニ《ジャンニ・スキッキ》
2019年4月7日〜17日
指揮:沼尻竜典
演出:粟國淳
モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》
2019年5月17日〜26日
指揮:フランチェスコ・ランツィロッタ
演出:グリシャ・アサガロフ
プッチーニ《蝶々夫人》
2019年6月1日〜9日
指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:栗山民也
プッチーニ《トゥーランドット》
2019年7月18日〜22日
指揮:大野和士
演出:アレックス・オリエ(ラ・フラ・デルス・バウス)
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東京発 〓 新国立劇場が2018/2019シーズンの上演スケジュールを発表
2018/08/21
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