フランクフルト発 〓 エベーヌ四重奏団に「フランクフルト音楽賞」2019

2018/11/29

「フランクフルト音楽賞」2019がフランスのエベーヌ四重奏団(Quatuor Ébène)に贈られることが発表された。音楽賞は1982年、欧州地域で最大規模の楽器見本市「Musikmesse=ミュージックメッセ」の一環として創設されたもの。第1回の受賞者はギドン・クレーメルで、受賞者がいなかった2002年を除き、どの年も蒼々たる音楽家が受賞している。弦楽四重奏団が受賞するのは初めて。賞と賞金15,000ユーロは2019年4月5日、「Musikmesse」の中で授与される。

エベーヌ四重奏団は1999年、ブローニュ=ビヤンクール地方音楽院に在学していた4人の学生によって結成された弦楽四重奏団。パリでイザイ弦楽四重奏団に学んだ他、ガボール・タカーチ、エバーハルト・フェルツ、ジェルジ・クルタークら下で研鑽を積んだ。2004年のミュンヘン国際音楽コンクール(Internationaler Musikwettbewerb der ARD)で優勝、合わせて5つの特別賞を受賞したことで一躍注目を集めた。

また、2005年にはフォルベルグ・シュナイダー財団が主宰する「ベルモント賞」を受賞。受賞に合わせ、財団から個人所有の貴重なイタリア製の楽器がメンバーに貸与されている。2度の「エコー・クラシック賞」など、受賞多数。メンバーはピエール・コロンベ(第1ヴァイオリン)、ガブリエル・ル・マガデュール(第2ヴァイオリン)、ラファエル・メルラン(チェロ)は創設メンバーで、ヴィオラはマチュー・ヘルツォクからアドリアン・ボワソーを経て、現在のマリー・シレムに代わっている。

写真:https://www.facebook.com/QuatuorEbene/


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 北京発 〓 第1回「中国国際音楽コンクール」が閉幕、優勝はカナダのトニー・ユン

  2. グラインドボーン音楽祭 〓 2019年のスケジュールを発表

  3. ロングボロー・オペラ 〓 今年から新しい「リング・チクルス」がスタート

  4. モスクワ発 〓 チャイコフスキー・コンクールの本選出場者決まる

  5. ローマ発 〓 ゼフィレッリ、96歳になる2020年に《リゴレット》を演出へ

  6. ロンドン発 〓 BBC交響楽団の新しい本拠地の建設計画が具体化

  7. ウィーン発 〓 ウィーン放送交響楽団が首席指揮者にマリン・オールソップ

  8. タリン発 〓 エストニア国立「アルヴォ・ペルト・センター」がオープン

  9. バイロイト音楽祭 〓 2019年の《タンホイザー》でゲルギエフが音楽祭デビュー

  10. 上海発 〓 第3回「上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクール」が概要発表

  11. ブダペスト発 〓 イヴァン・フィッシャーが失明の危機だったと告白

  12. グラフェネッグ音楽祭 〓 2019年の概要を発表

  13. パリ発 〓 パリ国立オペラの次期総裁にアレクサンダー・ニーフ

  14. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラ・ハウスがパッパーノとの契約を延長

  15. シカゴ発 〓 シカゴ響の楽団員によるストライキに終止符

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。