タングルウッド音楽祭 〓 2019年の音楽祭のスケジュールを発表

2018/11/16

タングルウッド音楽祭の2019年のスケジュールが発表された。音楽祭はボストン交響楽団が行っている音楽祭で、シカゴ交響楽団が行っているラヴィニア音楽祭と並んで、米国を代表する夏の音楽祭。創設は1937年。ボストン郊外のレノックスに広がるタングルウッドの森で行われている。2019年の音楽祭の開幕は7月5日で、閉幕は8月25日。最終日はジャンカルロ・ゲレーロがボストン交響楽団を指揮して、ベートーヴェンの交響曲第9番、シェーンベルク《地上の平和》を演奏する。公演のチケットは2019年2月10日午前10時から発売が始まる。

演奏会の中心は「シェード」と呼ばれる屋根付き野外劇場。プログラムの中心は音楽監督のアンドリス・ネルソンズ指揮するボストン交響楽団の演奏会で、7月20日にはルネ・フレミングとロッド・ギルフリーを迎えて、ケヴィン・プッツの《The Brightness of Light》の世界初演を行う。ネルソンズがワーグナーの《ワルキューレ》を1幕ずつ、3回に分けて演奏会形式で上演するのも話題。7月27日夜に第1幕、28日午後に第2幕、28日夜に第3幕というスケジュールで上演される。オーケストラはタングルウッド音楽センター・オーケストラで、出演はアンバー・ワグナー、サイモン・オニール、アイン・アンガー、クリスティン・ゴアーク、ジェイムズ・ラザフォードという顔ぶれ。

今年は音楽祭と縁が深いアンドレ・プレヴィンの90歳のお祝いも一つのテーマ。開幕直後の6日に誕生日コンサートが行われ、アンネ=ゾフィー・ムターが出演する。また、7月24日には「オザワ・ホール」で、ルネ・フレミングとエマーソン弦楽四重奏団が共演して、プレヴィンの《ペネロペ》の世界初演も行われる。また、ホールがオープン25周年を迎えるため、多彩なソリスト陣が登場するのも魅力。8月1日には、アントニオ・パッパーノの指揮の全米ユース・オーケストラとの共演で、ジョイス・ディドナートが音楽祭デビューする。

ソリストでは、常連のチェリスト、ヨーヨー・マの「バッハ・プロジェクト」が2年目に突入する。今年は8月11日に無伴奏チェロ・ソナタ6曲全曲演奏会が行われる。ゲスト・アーティストはいつもながらに多彩で、ホーカン・ハーデンベルガー、ゴーティエ・カプソン、ジャン=イヴ・ティボーデ、ポール・ルイス、ジョシュア・ベル、ピンカス・ズーカーマン、アマンダ・フォーサイス、イェフィム・ブロンフマン、ニコライ・ルガンスキーといった名前が並ぶ。

もう一つ、音楽祭の売り物のジョン・ウィリアムズのコンサートは7月7日、8月16日、8月24日の都合3回。7月7日のコンサートは、デイヴィッド・ニューマンの指揮で、ヴァイオリンのアンネ=ゾフィー・ムターが共演する豪華版。16日はボストン・ポップス・オーケストラの指揮者キース・ロックハートの指揮。24日のコンサートはウィリアムズがホストを務め、ニューマンの指揮で映画音楽作品を演奏する。

写真:Boston Symphony Orchestra / Hilary Scott


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