バイロイト音楽祭 〓 ロベルト・アラーニャの代役にピョートル・ベチャワ

2018/07/05

ロベルト・アラーニャの降板した《ローエングリン》の代役にピョートル・ベチャワが決まった。《ローエングリン》は今年のバイロイト音楽祭の唯一のプレミエ(新演出上演)で、アラーニャが初めてワーグナーの主役を歌い、同時にバイロイト音楽祭にデビューすることで話題を集めていた。ベチャワのバイロイト音楽祭出演は初めて。グラナダでのリサイタルをキャンセルした。ベチャワは1966年、ポーランド南部のチェホヴィツェ・ジエジツェ生まれの51歳。オーストリアのリンツ歌劇場、スイスのチューリヒ歌劇場のメンバーを経て、2004年にロンドンのロイヤル・オペラ出演を皮切りに国際的な活動をスタート。以来、著名なオペラハウスへの出演を重ねている。ローエングリンは2016年、クリスティアン・ティーレマン指揮のドレスデン・ザクセン州立歌劇場の公演で初めて歌って以来、2度目。

写真:Piotr Beczala official site / Semperoper Dresden / Daniel Koch

関連記事

  1. ハンブルク発 〓 ドイツ・グラモフォンが史上初めて女性指揮者と専属契約

  2. プラハ発 〓 2019年の「オペラリア」はプラハで開催

  3. ヴェルビエ音楽祭 〓 出演者のキャンセルが相次ぎ、ついにラトルに指揮を依頼

  4. ロンドン発 〓 トーマス・アレンがオペラから引退

  5. ローマ発 〓 18歳から25歳限定で2ユーロのオペラ鑑賞チケット発売

  6. ギュータースロー発 〓 リトアニア国立オペラ宛の《トゥーランドット》の衣装盗まれる

  7. チューリヒ発 〓 ジャナンドレア・ノセダがチューリヒ歌劇場の音楽総監督に

  8. アムステルダム発 〓 オランダ放送フィルの次期首席指揮者にカネラキス

  9. ロンドン発 〓 ラトル&ロンドン交響楽団が若い音楽家のための無料アカデミーを創設

  10. ベルリン発 〓 演出家のバリー・コスキーが契約延長せず

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの首席ホルン奏者デヴィッド・クーパーが退団

  12. オールドバラ音楽祭 〓 2019年のプログラムを発表

  13. ヌスドルフ発 〓 作曲家ワーグナーの最後の孫が死去

  14. バルセロナ発 〓 カタリーナ・ワーグナーがリセウ劇場《ローエングリン》を演出

  15. モントルー・ヴヴェイ9月音楽祭 〓 アルゲリッチがデュトワに助け船

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。