オペラ界の巨人プラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)がセクハラで告発された問題で、ロサンゼルス・オペラが「外部の弁護士に、総支配人に関する疑惑を調査するよう依頼する」という声明を出した。フィラデルフィア管弦楽団は、9月18日に予定していたオープニング・ナイト・コンサートへの招聘を撤回。サンフランシスコ・オペラも、10月6日にドミンゴの歌劇場デビュー50周年を記念して行う予定だった公演をキャンセルした。
一方、状況を見守るというところも多く、代表格はニューヨークのメトロポリタン歌劇場。9月25日の《マクベス》の公演に出演することが決まっているが、「ロサンゼルス・オペラの調査結果が出るまでアクションは起こさない」という声明を出した。25日と31日に《ルイザ・ミラー》への出演が予定されているザルツブルク音楽祭も静観するという声明を出している。
写真:Teatro Real
ロサンゼルス発 〓 ドミンゴのセクハラ疑惑に対応二分
2019/08/15
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