2019年のザルツブルク聖霊降臨祭(せいれいこうりんさい)音楽祭のスケジュールが発表された。音楽祭は1972年、指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンが創設。カラヤンの没後はしばらく中断されたが、1998年から「ザルツブルク・バロック聖霊降臨祭音楽祭=Salzburger Barock Pfingstfestspiele」として再スタート。ヘンデル、バッハ、グルック、ラモーといった、バロック音楽の大家の作品が取り上げられている。現在はメゾ・ソプラノのチェチーリア・バルトリが芸術総監督を務めている。
2019年は6月7日〜10日の開催。オペラの上演は、《アルチーナ》と《ポリフェーモ》の2作品。モーツァルト劇場で(以前の祝祭小劇場)で上演される《アルチーナ》はヘンデル作曲のオペラで、6月7日と9日の上演。バルトリはもちろん、フィリップ・ジャルスキー、サンドリーヌ・ピオー、クリスティナ・ハマーストレム、アラステア・マイルズ他が出演する。演出はダミアーノ・ミケレットで、指揮はジャンルカ・カプアーノ。
一方、《ポリフェーモ》は、イタリア後期バロック音楽の作曲家ニコラ・ポルポラ(Nicola Porpora)が書いたイタリア語の3幕物のオペラ。ポルポラは、カストラートのファリネッリやハイドンの恩師として知られる(1686 – 1768)。こちらは出演するマックス・エマヌエル・ツェンチッチ自らが演出も兼ねる。ユーリ・ミネンコ、マックス・エマヌエル・ツェンチッチ、パヴェル・クディノフ、ユリア・レージネヴァが出演、指揮はジョージ・ペトロウ。フェルゼンライトシューレでセミステージ形式で8日に上演される。8日にはバルトリ他、ローランド・ビリャソンらが出演するガラ・コンサートもある。
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ザルツブルク音楽祭 〓 2019年の聖霊降臨祭音楽祭スケジュールを発表
2018/06/02
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