ウィーン発 〓 ウィーン放送交響楽団が首席指揮者にマリン・オールソップ

2018/11/15

ウィーン放送交響楽団(Radio-Symphonieorchester Wien)が2019/2020シーズンから、マリン・オールソップ(Marin Alsop)を首席指揮者に迎えることになった。2010年より首席指揮者を務めてきたコルネリウス・マイスター(Cornelius Meister)の後任。ウィーン放送交響楽団は首都ウィーンを本拠地とする「オーストリア放送協会=ORF」所属の放送オーケストラで、創設は1969年。

オールソップは1956年、ニューヨーク・マンハッタン生まれの62歳。イェール大学卒業後、ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学び、修士・博士号を取得。タングルウッド音楽祭でレナード・バーンスタイン、小澤征爾らの教えを受け、1989年の「クーセヴィツキー賞」を獲得した。その後、コロラド交響楽団の音楽監督(1993-2005)、ボーンマス交響楽団の首席指揮者(2002-2008)を歴任した。

2005年にはボルティモア交響楽団の音楽監督に就任。女性指揮者として、初めて米国のメジャー・オーケストラの音楽監督となって注目を集めた。こちらの任期は2021/2022シーズンまで。また、2004年から2006年にかけてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とブラームスの交響曲を録音、女性指揮者による初の全集を完成させている。

写真:http://www.marinalsop.com / Grant Leighton


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 ジョン・ウィリアムズがウィーン・フィルとのコンサートをキャンセル

  2. ザルツブルク音楽祭 〓 話題作《サロメ》を29日未明にストリーミング配信

  3. ハンブルク発 〓 州立歌劇場が2018/2019シーズンのラインアップを発表

  4. モスクワ発 〓 指揮者のクルレンツィスにギリシャ政府がフェニックス勲章

  5. ベルリン発 〓 州立歌劇場が新しい音楽祭

  6. ヘルシンキ発 〓 スザンナ・マルッキがヘルシンキ・フィルとの契約延長

  7. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルがティーレマンの指揮でブルックナーの交響曲全曲演奏

  8. パリ発 〓 デュトワの復帰、波高し

  9. ベルリン発 〓 ドイツ・グラモフォンが120周年記念コンサートをライブ配信

  10. マーストリヒト発 〓 ヴァイオリニストのアンドレ・リュウがノートルダム再建に鋼材700トンを寄付

  11. シカゴ発 〓 サンフランシスコ響の楽団員、シカゴ響の楽団員のストを支援

  12. ベルリン発 〓 アルテミス・カルテットが存続の危機?

  13. ハンブルク発 〓 州立歌劇場が2019/2020シーズンの上演ラインナップを発表

  14. ロンドン発 〓 ラトル&ロンドン交響楽団が若い音楽家のための無料アカデミーを創設

  15. ザルツブルク音楽祭 〓 2019年の聖霊降臨祭音楽祭スケジュールを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。