バーミンガム市交響楽団(City of Birmingham Symphony Orchestra)が首席指揮者を務める山田和樹(Kazuki Yamada) との契約を延長した。山田は2023年からその任にあり、今回の契約更改で、任期は2028/2029まで2年間伸びる。
発表では今回、2026年から2029年にかけて首席客演指揮者にイラン・ヴォルコフ、2026年から2028年にかけてのアーティスト・イン・レジデンスにアリス・サラ・オットとジェス・ギラムを迎えることも明らかにされた。
ヴォルコフはイスラエル・テルアビブ生まれの49歳。これまでBBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者(2003ー2009)、アイスランド交響楽団の音楽監督兼最高指揮者(2011ー2012)を歴任している。
この9月、「BBCプロムス」の公演中、演奏を中断し、ガザ紛争への「深い苦痛」を表明、「この狂気を止めるためにできることは何でもしてほしい」と聴衆に訴えて物議を醸した。その数日後には、イスラエルとガザの国境付近で非暴力抗議を行って一時拘束された。
写真:Deutsche Symphonie-Orchester Berlin / Fabian Schellhorn
バーミンガム発 〓 市響が首席指揮者の山田和樹との契約を延長、首席客演指揮者にイラン・ヴォルコフ
2025/10/11
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