指揮者界の最長老ヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt)がこのほど、ドイツ連邦共和国功労勲章の星付き大功労十字章を受章した。星付き大功労十字章は最高位の勲章で(2003年には功労大十字章を授与されている)、名誉指揮者を務めるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の10日のコンサートに先立ちって伝達式が行われた。
ブロムシュテットは1927年、米国生まれのスウェーデン人指揮者。7月で95歳を迎えた。これまでドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者(1975-1985)、サンフランシスコ交響楽団の音楽監督(1985-1995)、北ドイツ放送交響楽団の首席指揮者(1995-1998)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者(1998年から2005年)など、名門のポストを歴任してきた。
6月下旬にベルリンで転倒して負傷。その後の予定をすべてキャンセルしてリハビリに励び、この9月21日と22日にロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して現場復帰、その後はスケジュール通り指揮台に立っている。桂冠名誉指揮者を務めるNHK交響楽団への客演も10月半ばに実現している。
写真:Gewandhausorchester Leipzig / Gert Mothes
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ライプツィヒ発 〓 ブロムシュテットがドイツ連邦共和国功労勲章の星付き大功労十字章を受章
2022/11/18
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