バルセロナ発 〓 カタリーナ・ワーグナーがリセウ劇場《ローエングリン》を演出

2018/08/27

バイロイト音楽祭の総監督カタリーナ・ワーグナー(1978-)が2020年、リセウ劇場でワーグナー《ローエングリン》の演出を手掛けることになった。ジョセップ・ポンスの指揮の下、クラウス・フロリアン・フォークトのローエングリン、エリン・ウォールのエルザ、エヴェリン・ヘルリツィウスのオルトルート、ギュンター・グロイスベックのハインリッヒという歌手陣で、ライプツィヒ歌劇場との共同制作。

カタリーナは作曲家リヒャルト・ワーグナーの孫で、戦後長く音楽祭の総監督を務めたヴォルフガング(1919-2010)の末娘。ヴォルフガング亡き後、2008年からヴォルフガングの前妻の娘エーファ・ワーグナー=パスキエの二人が音楽祭を共同で運営する体制が組まれたが、2015年からはカタリーナが一人で切り盛りしている。ベルリン自由大学で演劇学を学び、ベルリン国立歌劇場で研修。以後、いくつかのオペラハウスで演出を手掛けてきた。

写真:Bayreuther Festspiele

    詳しくはこちら ▷


関連記事

  1. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管弦楽団のヴィオラの首席奏者にキム・サラ

  2. トリノ発 〓 RAI国立交響楽団の開幕コンサートをライブ放送

  3. ベルリン発 〓 3つのオペラハウスが2018年の“興行成績”を発表

  4. シャイアン発 〓 ソプラノのチェシンスキがグライダーで墜落死

  5. ワシントン発 〓 ケネディー・センターが2019/2020シーズンのラインナップを発表

  6. モスクワ発 〓 ボリショイ劇場が2018/2019シーズンのラインナップ発表

  7. ウィーン発 〓 楽友協会のトーマス・アンギャン総裁が退任

  8. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団がセクハラ疑惑を報じられた首席指揮者のダニエル・ガッティを解任

  9. トロント発 〓 ピエチョンカが王立音楽院の声楽部門トップに

  10. アムステルダム発 〓 オランダ放送フィルの次期首席指揮者にカネラキス

  11. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場、2018/2019シーズンのラインナップを発表

  12. ロサンゼルス発 〓 9月公開の映画「Bel Canto」にルネ・フレミング

  13. パリ発 〓 フランス放送フィルのコンサートマスターに韓国出身のパク・ジユン

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場管のヴィオラ・セクションのトップにポーランド出身のポプラウスキー

  15. マドリード発 〓 イベリア航空が自社初のA350を「プラシド・ドミンゴ」号と命名

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。