ドイツ演劇界の大物ブルーノ・ガンツ(Bruno Ganz、77)が体調不良により、モーツァルト《魔笛》公演から降板することになった。音楽祭によると、リハーサルには参加していたという。7月27日から音楽祭で上演が始まる《魔笛》は、コンスタンティノス・カリーディスの指揮と旬の歌手たち、女流演出家のリディア・スタイアーが新演出を手掛ける話題のプログラム一つだった。ガンツはスイス・チューリッヒ生まれで、ドイツ演劇界で活躍。1987年製作の「ベルリン・天使の詩」、2004年の「ヒトラー 〜最期の12日間〜」などの映画で知られる。今回はスタイアーが独自に設けた「語り手」という役を演じることになっていた。代役はオーストリアの名優クラウス・マリア・ブランダウアー(Klaus Maria Brandauer、74)が務める。ブランダウアーは1983年から1989年にかけ、音楽祭の舞台「イェーダーマン」に出演した他、2010年の舞台「コロノスのオイディプス」にも出演している。
写真:Salzburger Festspiele / Ruth Walz
ザルツブルク音楽祭 〓 ブルーノ・ガンツが《魔笛》を降板
2018/07/13
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