フランス北西部の港町ナントで毎年2月に行われている音楽祭ラ・フォル・ジュルネ(La Folle Journée)が2月開催を諦め、4月の開催をめざすことになった。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないため。当初は《バッハとモーツァルト》をテーマに、2月5日から7日までの日程で行われる予定だった。新しい日程は、4月9日から11日。
ラ・フォル・ジュルネは1995年、フランスの音楽プロデューサーのルネ・マルタンが起ち上げた音楽祭。会期中、会場のコンベンションセンターに9つのステージが設けられ、それぞれのステージで朝から晩までコンサートが行われる。
そのどれもが短めの45分、5ユーロ(750円)からという低価格も特徴。フランスのメディアによると、コロナ禍の中で「ベートーヴェン」をテーマに行われた昨年の音楽祭は271回のコンサートが行われ、1800人の演奏家が出演。チケットは14万枚売り上げているという。
その後、姉妹版が海外でも開催されるようになり、中でも、日本でも2005年から東京・有楽町で開催されている。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されたが、いまや5月のゴールデンウィークの風物詩として賑わいを見せている。
写真:La Folle Journée
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ラ・フォル・ジュルネ 〓 2月開催を4月に延期
2021/01/15
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