BBC交響楽団(BBC Symphony Orchestra)が首席客演指揮者を務めるフィンランド系ウクライナ人のダリア・スタセヴスカ(Dalia Stasevska)との契約を延長した。スタセヴスカは最年少かつ初の女性として2019年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2027年9月まで延びる。
スタセヴスカは首都キーウ生まれの39歳。タンペレ音楽院でヴァイオリン、作曲を学んだ後、シベリウス音楽院で学び、指揮はヨルマ・パヌラ、レイフ・セーゲルスタムに師事した。エサ=ペッカ・サロネン、パーヴォ・ヤルヴィのアシスタントなどを務めた後、ヨーロッパ各地のオーケストラを指揮。2018年には2人目女性の指揮者として、ノーベル賞の授賞式、晩餐会でロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団を指揮している。
2020年にはロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティの「コンダクター・アワード」を、2023年にはBBCミュージック・マガジンの「パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞しており、BBC響とは日本、ドイツ、英国ツアーで指揮。2023年にはロンドンの夏の音楽祭「BBCプロムス」のオープニング・ナイトを指揮している。
写真:Boston Symphony Orchestra / Hilary Scott
ロンドン発 〓 BBC響が首席客演指揮者のダリア・スタセヴスカとの契約を延長

2025/01/20
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