ウィーン発 〓 ティーレマンが国立歌劇場でプフィッツナーの《パレストリーナ》を指揮して現場復帰

2024/12/09

アキレス腱の手術で活動を休止していたクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)が8日、ウィーン国立歌劇場でプフィッツナーのオペラ《パレストリーナ》を指揮して現場復帰した。

ティーレマンは10月初めに最初の手術を受け、ミラノ・スカラ座で10月末から上演が始まった新しいワーグナー《ニーベルングの指環》4部作の指揮を降板。さらに再手術のため、チェコ・ブルノのヤナーチェク音楽祭などへの客演をキャンセルするなど、予想よりも長い休みを余儀なくされていた。

ティーレマンにとって《パレストリーナ》は、1997年に英国のロイヤル・オペラ・デビュー時に指揮したお気に入り。指揮するのはヘルベルト・ヴェルニッケ演出のプロダクションで、歌手陣はマイケル・スパイレス、ギュンター・グロイスベック、ヴォルフガング・コッホ、ミヒャエル・ナジ、アドリアン・エロードらが起用されている。

写真:Wiener Staatsoper / Michael Pöhn


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. バイロイト発 〓 ソプラノのクリスティーン・ゴーキーがバイロイト音楽祭デビューを辞退

  2. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2025年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表

  3. ベルリン発 〓 ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー2024」

  4. ロンドン発 〓 ネトレプコとの共演断られ、夫君のエイヴァゾフが新制作のロイヤル・オペラ《イル・トロヴァトーレ》を降板

  5. ポズナン発 〓 スタニスワフ・モニューシュコ大劇場が新制作の《幽霊屋敷》の初日9日の公演をライブ・ストリーミング

  6. ベルリン発 〓 州立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  7. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン放送管が首席指揮者イヴァン・レプシッチとの契約を延長

  8. バーミンガム発 〓 財政破綻のバーミンガム市が市立交響楽団に対する年間約1億2,000万円の補助金を2025年に全額カット

  9. 訃報 〓 パトリック・ダヴァン(58)ベルギーの指揮者

  10. ベルリン発 〓 オペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー2020」を発表

  11. 東京発 〓 新国立劇場も閉鎖

  12. ウィーン発 〓 国立歌劇場のマイヤー総裁が「ドミンゴとの契約を履行」

  13. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ウィーン発 〓 ヤンソンス、キャンセル続く

  15. 訃報 〓 ウィリアム・ベネット(85)英国のフルート奏者

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。