ベルリン音楽祭(Musikfest Berlin)が18日で閉幕、第20回となる2024年は期間中に40近いイベントが行われ、5万人を超える聴衆が訪れたと発表した。期間中に80人以上の作曲家による160曲の作品が演奏され、公演の多くが完売。2023年に比べると、来場者は5千人増加、「音楽祭史上、絶対的な記録」だったとしている。
今年の音楽祭のテーマは「アメリカ」。アイヴズの生誕150周年にスポットライトを当てた他、ジョン・アダムズ、アリソン・ロギンス=ハル、ミッシー・マッツォーリらの作品が紹介され、アンサンブル・モデルンが3回の演奏会で、ルース・クロフォード・シーガーの全作品を演奏している。
また、ブルックナーの生誕200年、シェーンベルク生誕150年、ノーノの生誕100年に絡めたプログラムも組まれ、、最近亡くなった作曲家ペーテル・エトヴェシュ、アリベルト・ライマン、カイヤ・サーリアホ、ヴォルフガング・リームの作品も多く取り上げられた。
一方、音楽祭デビューを飾ったのは、クリスティアン・ティーレマン率いるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とマティアス・ピンチャー率いるカンザスシティ交響楽団。カンザスシティ響は初のヨーロッパ・ツアー中に客演。ウィーン・フィルはシューマンの交響曲第1番、ブルックナーの交響曲第1番を演奏している。
写真:Musikfest Berlin / Fabian Schellhorn
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ベルリン発 〓 ベルリン音楽祭が閉幕、5万人を超える聴衆を集める盛況。ウィーン・フィルも音楽祭デビュー
2024/09/20
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