バイロイト音楽祭(Bayreuther Festspiele)が常設合唱団の解散を発表した。音楽祭閉幕式で総監督を務めるカタリーナ・ワーグナーが明らかにした。合唱団については今年に入り、予算調整の一環として134人を80人に減らす案が検討されており、2000年から合唱団の監督を務めてきたエバーハルト・フリードリッヒが先週、これに抗議する格好で定年まで1年を残して辞任したばかり。
発表によると、今後は1年ごとにオーディションを通じてメンバーを選抜。オーディションは年末から、英国を除くヨーロッパ全域で10回ほど行われ、現在のメンバーも改めてそれを受けることになるという。
音楽祭ではフリードリッヒの辞任直後、2017年からライプツィヒ市立歌劇場の合唱監督を務めるトーマス・アイトラー=デ=リントを後任に迎えることを発表した。リントは市立歌劇場のポストを兼任しながらの活動となるが、音楽祭では、今回のリストラ策についても彼の了解を得ているとしている。
写真:Bayreuther Festspiele
バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が常設合唱団を解散、今後は1年ごとにオーディションを通じてメンバーを選抜
2024/08/29
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。