リマ発 〓 テノールのフアン・ディエゴ・フローレスが自身のレーベルを起ち上げ

2024/07/21

ペルー出身のテノール歌手フアン・ディエゴ・フローレス(Juan Diego Flórez)が自身のレコード・レーベルを新たに起ち上げることを発表した。その名も「フロレス・レコード」で、最初のアルバムは2024年秋にリリースされるという。リリース第1弾となるのは、サルスエラのアルバム。

バックに入るのは、フローレスが設立、支援している社会活動「シンフォニア・ポル・エル・ペルー」の青年オーケストラと合唱団で、彼らにとって初めてのレコーディングになるという。マドリードにある国立サルスエラ劇場の音楽監督を務めた経験を持つ(2020ー2024)ギレルモ・ガルシア・カルヴォが指揮する。

フローレスは首都リマ生まれの51歳。1996年にイタリア・ペーザロで開催されている「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」で衝撃的なデビューを飾り、その後、張りのある美しい声を武器にスター歌手として活動。これまでソニー・クラシカルとデッカ・クラシックスと契約していた。また昨年、フェスティバルの芸術監督に就任している。

写真:Sinfonía por el Perú Youth Orchestra and Choir


関連記事

  1. ストックホルム発 〓 ドロットニングホルム宮廷劇場が27日からヘンデル《アグリッピナ》をストリーミング配信

  2. ベルリン発 〓 ベルリン・シュターツカペレが無料の“出前コンサート”

  3. ブダペスト発 〓 ハンガリー国立歌劇場が世界初演されたばかりのエトヴェシュの新作《ヴァルスカ》を無料ストリーミング配信

  4. ミラノ発 〓 スカラ座が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  5. ヴェネツィア発 〓 フェニーチェ劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ミラノ発 〓 スカラ座がストリーミング配信の次期ラインナップを発表

  7. ウィーン発 〓 オーストリア政府がウィーン放送響の廃止否定の声明

  8. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が2020/2021シーズンをキャンセル

  9. ヴェルビエ発 〓 音楽祭が緊急救援基金起ち上げ、コロナ禍で苦境のフリー・アーティストに支援金

  10. シカゴ発 〓 ムーティーがシカゴ響の音楽監督退任を示唆

  11. ベルリン発 〓 ドイツ・オーケストラ界の“冬の時代”は終了?

  12. プラハ発 〓 セミヨン・ビシュコフがチェコ・フィルの音楽監督を2028年に退任する意向

  13. エッセン発 〓 エッセン州がアールト音楽劇場の専属歌手三人に「宮廷歌手」の称号

  14. ワシントン発 〓 ナショナル響がロンドン響のレーベル「LSO Live」からアルバムをリリース

  15. ウィーン発 〓 今年の「オーパンバル」はド・ビリーが指揮、サエンス、ガランチャ、ベチャワが出演

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。