バイロイト音楽祭(Bayreuth Festival)が欧米の音楽メディアに対して、指揮者のクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)が現在は音楽監督のポストにないことを改めて表明する事態になっている。音楽祭によると、指揮者の契約は2021年1月1日に失効している、という。
事の発端は今月10日、ザクセン州政府がティーレマンとの契約を延長せず、シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者の任期は2024年で終了、と表明したこと。これを受けて欧米の音楽メディアがティーレマンの他のポストについて調べたところ、音楽祭のホームページから「音楽監督」の表記が消えていたという。
音楽祭は欧米メディアからの問い合わせに対して「彼は2021年1月1日以来、音楽監督を務めていません。彼の活動の継続とバイロイトでの彼の名前についての話し合いはまだ終わっていません。今後も音楽監督というポストが存続するかどうかはまだ決まっていないため、現在ウェブサイトからタイトルを削除している」と回答している。
写真:Staatskapelle Dresden
バイロイト音楽祭 〓 ティーレマンは音楽監督ではない、ことを確認
2021/05/19
【最終更新日】2021/05/20
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