オスロ発 〓 音楽監督のクラウス・マケラがチェロ奏者としてオーケストラと共演

2024/04/27
【最終更新日】2024/06/17

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(Oslo-Filharmonien)が新シーズン、2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表した。その中で、音楽監督を務めるクラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)が6月の海外ツアー中にチェロ奏者として出演することが明らかになった。

演奏するのはブラームスの二重協奏曲で、ヴァイオリニストのダニエル・ロザコヴィッチとの共演。自らが指揮を担当する。マケラは2022/2023シーズンから、パリ管弦楽団の音楽監督、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のオーケストラの芸術パートナーを務めており、共演は6月3日にアムステルダム、4日にパリで実現する。

マケラは10代の頃、シベリウス音楽院でチェロをマルコ・ウルーネン、ティモ・ハンヒネン、ハンヌ・キースキに師事。指揮者に転身するまで、チェリストとして数々のオーケストラと共演を重ねた実績を持つ。

オスロ・フィルの新シーズンは、マケラによるショスタコーヴィチの交響曲チクルスをはじめとする意欲的なもの。オーケストラ・デビューする指揮者も、クリスティアン・マチェラル、マティアス・ピンチャー、ヨアナ・マルヴィッツ、マルタ・ガルドリンスカ、エルンスト・ファン・ティール、ドミトリー・マトヴィエンコ、マリー・ジャコー、ロベルト・ゴンザレス=モンハスと8人を数える。

写真:Orchestre de Paris


  もっと詳しく ▷





関連記事

  1. ロンドン発 〓 ロンドン響が2024/2025シーズンを発表、アントニオ・パッパーノ体制がスタート

  2. ペルチャッハ発 〓 ブラームス国際コンクールの室内楽部門で、チェロの三井静とピアノの大淵真悠子が組んだ「Duo Minerva」が第2位

  3. ベルリン発 〓 ウラディーミル・ユロフスキがベルリン放送響の演奏会でウクライナ国歌を演奏、連帯のメッセージ送る

  4. パリ発 〓 ポリーニの復帰は6月以降?

  5. 東京発 〓 新国立劇場が6月、7月の公演中止を発表

  6. 京都発 〓 指揮者の広上淳一が京都コンサートホールの館長に

  7. 訃報 〓 ガブリエル・フムラ(74)ポーランドの指揮者

  8. バート・イシュル発 〓 レハール音楽祭は作曲者の生誕150年祝えず

  9. パリ発 〓 国立オペラ総裁の後任選びで面接!?

  10. ベルリン発 〓 ソプラノのアンナ・トモワ=シントウがベルリン州立歌劇場の名誉会員に

  11. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  12. ウィーン発 〓 カウフマンがフランスのレジオンドヌール勲章コマンドゥール章を受章

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場がファッション・ショーとクラブ・パーティー

  14. ハノーファー発 〓 北ドイツ放送フィルの次期首席指揮者にスタニスラフ・コチャノフスキー

  15. ロンドン発 〓 作曲家のジョナサン・ゴールドスタイン夫妻が自家用機で衝突死

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。