ウラディミール・アシュケナージにこのほど、オーストラリアのシドニー交響楽団から桂冠指揮者の称号が贈られた。シドニー交響楽団が桂冠指揮者の称号を贈るのは初めて。アシュケナージは1969年、ピアニストとしてシドニー交響楽団と初共演。2009年から2013年にかけて、オーケストラの首席指揮者、芸術顧問を務めた。
2006年にオーケストラとオール・ラフマニノフ・プログラムに取り組んでいる他、2010年から2011年にかけてマーラー交響曲チクルスを行ってそれを録音。2016年にはベートーヴェンの交響曲とコンチェルトの連続演奏会、2017年にはショスタコーヴィチ・トリビュート・コンサート・シリーズに取り組んだ。初共演から50年を迎える2019年からは、3年をかけて「ウラジミール・アシュケナージの名作」シリーズを行うという。
1932年にオーストラリア放送によって創立されたシドニー交響楽団は、1947年に首席指揮者にユージン・グーセンスを迎えてから本格的な活動をスタート。1971年にはウィレム・ヴァン・オッテルローが首席指揮者に就任して急成長、1975年にはシドニーのランドマークとなったオペラハウスに本拠地を移し、オーストラリアのトップオーケストラとして活動を続けている。
写真:Harrison Parrott
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シドニー発 〓 シドニー交響楽団がアシュケナージに桂冠指揮者の称号
2018/07/23
【最終更新日】2020/01/18
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