ウィーン第3のオペラハウスで大改修工事を終えたアン・デア・ウィーン劇場(Theater an der Wien)が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表した。アスミック・グリゴリアンのノルマ役デビューなど、新シーズンは話題も多い。
発表によると、室内オペラを除いて、新制作は以下の8作品。プロコフィエフの《修道院での婚約》やヨハン・シュトラウス二世の《女王のレースのハンカチーフ》といった珍しい作品の上演に加え、チェコの作曲家ミロスラフ・スルンカの新作《ヴォイス・キラー》の世界初演もある。
モーツァルト《イドメネオ》
10月12日ー10月24日
[演出]シュテファン・ヘアハイム
[指揮]デイヴィッド・ベイツ
[出演]アッティリオ・グラーザー / エミリー・シエラ / ジャニーン・ド・ビーク / エレーナ・ ツァラゴワ / ヤーチョン・ホアン(=黄亜中)
シューマン《楽園とペリ》
11月15日ー11月26日
[演出]クリストフ・ロイ
[指揮]ギエドレ・シュレキーテ
[出演]エルザ・ドライジグ / サラ・ドフリス / サマンサ・ハンキー / ヴェルナー・ギューラ / キャメロン・ベッカー / ダニエル・シュムッツハルト
ピエルアンジェエロ・ヴァルティノーニ《小さな王子さま》
12月13日ー12月27日
[演出]ルイーザ・ミュラー
[指揮]ガボール・カリ
[出演]エミリー・レナード / ヴィルヘルム・シュヴィングハマー / ニーナ・ヴァン・エッセン / ゾルタン・ナジ / アレクサンダー・カイムバッヒャー
ヨハン・シュトラウス二世《女王のレースのハンカチーフ》
2025年1月18日ー1月26日
[演出]マルティナス・スタキオニス
[指揮]クリスチャン・タウジング
[出演]ディアナ・ハラー / エリッサ・フーバー / ベアーテ・リッター / レギーナ・シェルク / マクシミリアン・マイヤー / ミヒャエル・ラウレンツ
ベッリーニ《ノルマ》
2月16日ー3月7日
[演出]ヴァシリー・バルカトフ
[指揮]フランチェスコ・ランツィロッタ
[出演]アスミク・グリゴリアン / アイグル・アクメチーナ / フレディ・デ・トマーゾ / タレク・ナズミ
プロコフィエフ《修道院での婚約》
3月26日ー4月9日
[演出]ダミアーノ・ミケレット
[指揮]ドミトリー・マトビエンコ
[出演]エフゲニー・アキーモフ / ピョートル・ソコロフ / ステーシー・アローメ / エレーナ・マクシモワ / アンナ・ゴリャチョーワ / ヴァレリー・グリマノフ / ゾルタン・ナジ / ソリン・コリバーン / イウリエ・チョバヌ
フランチェスコ・ガスパリーニ《ハムレット》
5月6日ー5月17日
[演出・指揮]イリア・ランツィーノ
[出演]ラファエレ・ぺ / ミルコ・パラッツィ / アナ・マリア・ラビン / エリカ・バイコフ / ニコライ・ボルチェフ
ミロスラフ・スルンカ《ヴォイス・キラー》=世界初演
6月13日ー6月23日
[演出]シュテファン・ヘアハイム
[指揮]フィネガン・ダウニー・ディアー
[出演]セス・カリコ / ジュリアン・ハバード / キャロライン・ウェッターグリーン / ホーリー・フラック / ナージャ・シュテファノフ
写真:Theater an der Wien
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