ウィーン発 〓 カウフマンがフランスのレジオンドヌール勲章コマンドゥール章を受章

2024/01/14

スター・テノール歌手のヨナウス・カウフマン(Jonas Kaufmann)に対し、フランスの「レジオンドヌール勲章=L’ordre national de la légion d’honneur」のコマンドゥール章が授与された。ウィーンの駐オーストリア・フランス大使館でジル・ペクー大使から伝達された。

「レジオン・ドヌール」は統領政府期にナポレオン・ボナパルトによって制定されたフランスの最高勲章で、カウフマンは2011年にシュヴァリ章、2018年にオフィシエ章を受章、今回はその上のコマンドール章が授与された。

カウフマンは1969年、ミュンヘン生まれの54歳。ミュンヘン音楽・演劇大学で声楽を学び、1994年にザールブリュッケン州立劇場でプロ・デビュー。2001年にはチューリッヒ歌劇場の専属歌手となって数多くのオペラに出演を重ねた。

その後、スター・ソプラノのアンジェラ・ゲオルギューがロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスやニューヨークのメトロポリタン歌劇場の公演で、まだ無名だったカウフマンを相手役に指名したことで注目を集め、その後の国際的活躍に繋がった。

テノール歌手ながらバリトン歌手を思わせる太く暗い声を持ち、強弱や緩急、フレージングのコントロールに長けていることから、キャラクターの表現力では群を抜いており、現代屈指の演技派としても知られる。一方で、若い頃に声のトラブルに見舞われた経験から、具合が良くない時は歌わない、という主義を貫いており、そのためにキャンセルも多い。

写真:Olivia Renaud


関連記事

  1. ブレーメン発 〓 ドイツ・カンマーフィルの首席客演指揮者にフィンランドの若手タルモ・ペルトコスキ

  2. ロンドン発 〓 ギルドホール音楽演劇学校が休校、教員に感染者

  3. ロンドン発 〓 ネトレプコとの共演断られ、夫君のエイヴァゾフが新制作のロイヤル・オペラ《イル・トロヴァトーレ》を降板

  4. 訃報 〓 ペーター・シュミードル(84)元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者

  5. ニューヨーク発 〓 ネトレプコの米国復帰めぐり、メトロポリタン歌劇場のゲルブ総裁と本人が応酬

  6. マルセイユ発 〓 市立歌劇場が新制作の《トスカ》をストリーミング配信

  7. ウィーン発 〓 クラウス・マケラがウィーン・フィルにデビュー

  8. ニュルンベルク発 〓 ニュルンベルク響が首席指揮者のジョナサン・ダーリントンとの契約を延長

  9. ケルン発 〓 ケルン市立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ダブリン発 〓 アイルランドのRTE国立響の首席指揮者にアレクサンダー・シェリー

  11. ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭が早くも2022年のプログラムを発表、オペラは《ローエングリン》

  12. ロンドン発 〓 指揮者のラトルが新型コロナに感染、ロンドン響の指揮をキャンセル

  13. ザルツブルク発 〓 ローランド・ビリャソン、芸術監督務める音楽祭「モーツァルト週間」との契約を延長

  14. 訃報 〓 ジャン=クロード・マルゴワール(77)フランスの指揮者

  15. ボーフム発 〓 25歳のアウレル・ダヴィディウクがボーフム交響楽団の音楽総監督に、ドイツ最年少での就任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。