エクス=アン=プロヴァンス発 〓 夏のフェスティバルが2024年の公演ラインナップを発表

2023/12/09
【最終更新日】2023/12/10

フランスの夏の音楽祭の代表格、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭(Festival International d’Art Lyrique d’Aix-en-Provence)が2024年夏のスケジュールを発表した。音楽祭は昨年、創設75周年を迎えたところで、2024年は7月3日から23日の日程で行われる。

オペラの上演などの舞台作品は5作品で、コンサート形式でオペラが2作品上演される。加えて、音楽劇が2作品上演される。開幕を飾るのは、ドミトリー・チェルニャコフ演出によるグルック《オーリードのイフィジェニー》と《トーリードのイフィジェニー》の連続上演。指揮はエマニュエル・アイム。

コンサート形式で上演されるのは、モーツァルト《皇帝ティートの慈悲》とヴェルディ《シチリア島の夕べの祈り》。前者はペネ・パティ、マリアンヌ・クレバッサ、カリーヌ・デエ、レア・デサンドレらが起用され、オーケストラはラファエル・ピション指揮のピグマリオン。後者はマリーナ・レベカ、ジョン・オズボーン、イーゴリ・ゴロヴァテンコ、ロベルト・タリアヴィーニらの出演。こちらはダニエレ・ルスティオーニ指揮のリヨン国立オペラ管弦楽団。

音楽劇の方はバリー・コスキーが『歌と断片』という劇の演出を手掛ける。ピーター・マックスウェル・デイヴィスの《狂った王のための8つの歌》とクルターグ・ジェルジュの《カフカ断章》の音楽で構成され、演奏はピエール・ブリューズ指揮のアンサンブル・アンテルコンタンポラン。ここにバリトンのヨハネス・マルティン・クレンツレ、ソプラノのアンナ・プロハスカ、ヴァイオリンのパトリツィア・コパチンスカヤが加わる。

7月4日ー
グルック《オーリードのイフィジェニー》
グルック《トーリードのイフィジェニー》
[演出]ドミトリー・チャルニャコフ
[指揮]エマニュエル・アイム(コンセール・ダストレ)
[出演]コリーヌ・ウィンターズ / ラッセル・ブラウン / ヴェロニク・ジャンス / アラスデア・ケント / ソウラ・パラシディス / ニコール・シュヴァリエ

7月5日ー
ラモー《サムソン》
[演出]クラウス・グート
[指揮]ラファエル・ピション(ピグマリオン)
[出演]ジャレット・オット / ジャクリン・スタッカー / レア・デサンドレ / ナウエル・ディ・ピエロ / ローレンス・キルスビー

7月6日ー
プッチーニ《蝶々夫人》
[演出]アンドレア・ブレス
[指揮]ダニエレ・ルスティオーニ(リヨン国立オペラ管弦楽団)
[出演] エルモネラ・ヤオ / アダム・スミス / 藤村実穂子 / リオネル・ローテ / カルロ・ボージ

7月7日ー
ドビュッシー《ペレアスとメリザンド》
[演出]ケイティ・ミッチェル
[指揮]スザンナ・マルッキ(リヨン国立オペラ管弦楽団)
[出演]ローラン・ナウリ / ジュリア・ブロック / ヒュー・モンタギュー・レンダル / ヴァンサン・ル・テキシエ

7月18日ー
モンテヴェルディ《ウリッセの帰還》
[演出]ピエール・アウディ
[指揮]レオナルド・ ガルシア・アラルコン(カペラ・メディテラネア)
[出演]ジョン・ブランシー / ディーパ・ジョニー / アンソニー・レオン / マリアナ・フローレス / マルセル・ビークマン / アレックス・ローゼン / ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン / ペトル・ネコラネク / マーク・ミルホファー / ジュゼッピーナ・ブリデッリ / ジョン・ウィリアムズ

写真:Festival International d’Art Lyrique d’Aix-en-Provence


  音楽祭プロフィールはこちら ▷

  音楽祭から生まれた銘盤 ▷


関連記事

  1. ニース発 〓 ニース・フィルの首席指揮者にリオネル・ブランギエ

  2. グラーツ発 〓 サンクト=マルガレーテンの野外オペラが開催を断念

  3. アスペン発 〓 ルネ・フレミングがアスペン音楽祭のオペラ部門の芸術監督に

  4. リューベック発 〓 クリストフ・エッシェンバッハがシュレスヴィヒ=ホルスタイン音楽祭の名誉会長に

  5. エディンバラ国際フェスティバル 〓 2021年の概要を発表

  6. ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭は10月開催も、ネトレプコの出演はかなわず

  7. ルイス発 〓 グラインドボーン音楽祭が来年2025年の公演ラインナップを発表

  8. 松本発 〓 セイジ・オザワ松本フェスティバルが2024年夏の概要を発表

  9. レイキャビク発 〓 エヴァ・オッリカイネンがアイスランド響の首席指揮者兼芸術監督に

  10. チューリヒ発 〓 チューリヒ芸術祭が財政難で終了へ

  11. トゥールーズ発 〓 キャピトル国立管が音楽監督を辞任したトゥガン・ソヒエフに「名誉指揮者」の称号

  12. ザルツブルク発 〓 モーツァルト週間が2026年に新制作の《魔笛》を上演

  13. ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルが2025年の公演ラインナップを発表

  14. ヴェルビエ音楽祭 〓 新型コロナのクラスター発生で開幕コンサートは再度のプログラム変更、アカデミーは一時解散

  15. グラフェネック発 〓 夏の音楽祭でメータが63年ぶりにトーンキュンストラー管を指揮

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。