バンベルグ発 〓 ヤクブ・フルシャがバンベルグ響との契約を延長

2023/12/09

ヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša)が、2016年から首席指揮者を務めるバンベルグ交響楽団との契約を延長した。今回の契約更改で任期は2029年まで伸びる。フルシャはバンベルグ響の77年の歴史の中で5人目の首席指揮者で、この11月にはオーケストラへの貢献が認められ、バイエルン文化賞を受賞している。

1981年、チェコ・ブルノ生まれの42歳。プラハ音楽院でイルジー・ビエロフラーヴェク、ラドミル・エリシュカらに指揮を学び、2008年からビエロフラーヴェクの後を継いでプラハ・フィルハーモニアの音楽監督兼首席指揮者に就任。2010年には音楽祭「プラハの春」のオープニング・コンサートの指揮者を最年少で務めた。

現在、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とイタリアの国立サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団の首席客演指揮者を兼務。また、2025/2026シーズンから英国のロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)の第7代音楽監督に就任することが決まっている。

写真:Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks / Astrid Ackermann


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. シドニー発 〓 オペラ・オーストラリアが新制作の《ホフマン物語》の上演を延期、コロナ禍で

  2. ボストン発 〓 ボストン響が年内の公演を断念

  3. リエージュ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチが喉の手術で休養

  4. ボストン発 〓 ボストン響が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  5. バルセロナ発 〓 スペイン放送協会がサグラダ・ファミリア大聖堂でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の特別コンサート

  6. ロンドン発 〓 ピアノのマレイ・ペライアが復帰、旧知のアカデミー室内管と共演

  7. ベルリン発 〓 州立歌劇場が新制作の《イェヌーファ》をライブ・ストリーミング

  8. ロンドン発 〓 ロンドン響が新シーズン開幕直後に中国、ベトナムへ

  9. ナッシュビル発 〓 ナッシュビル響が来シーズンをキャンセル

  10. ボストン発 〓 ヘンデル・ハイドン協会が次期芸術監督に英国の指揮者ジョナサン・コーエン

  11. ルートヴィヒスハーフェン発 〓 ラインラント=プファルツ州立フィルが首席指揮者のマイケル・フランシスとの契約を延長

  12. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2018/2019シーズンのラインナップを発表

  13. カンザスシティ発 〓 カンザスシティ響の首席指揮者にマティアス・ピンチャー

  14. ラヴェンナ発 〓 イタリアで劇場閉鎖相次ぐ

  15. ブダペスト発 〓 ブダペスト祝祭管弦楽団が新型コロナウイルスの犠牲者を追悼する演奏会でモーツァルトのレクイエム

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。