アントワープ発 〓 香港出身のエリム・チャンがアントワープ響の音楽監督に

2018/05/18
【最終更新日】2023/06/15

ベルギーのアントワープ交響楽団 (Antwerp Symphony Orchestra) が17日、2019/2020シーズンから香港出身の女性指揮者エリム・チャン(陳以琳)を音楽監督に迎えると発表した。エド・デ・ワールト(2011- )の後任。

アントワープ響は、かつてロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Flemish Philharmonic)と呼ばれていたオーケストラで、2017年4月に現在の名称に改称された。創立は1937年。歴代の首席指揮者には、アンドレ・ヴァンデルノート、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンがいる。

チャンは1986年、香港生まれの32歳。幼い頃から、チェロ、ピアノ、合唱団を学び、香港のユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)を卒業。その後、医師をめざして米国の名門女子大スミス大学に留学するが、途中で専攻を音楽に変更して卒業した後、ミシガン大学の大学院で研鑽を積んだ。

その後、ロンドン交響楽団が主催する2014年の「ドナテッラ・フリック欧州指揮者コンクール」で、女性指揮者として初めて優勝。ロンドン交響楽団の副指揮者を経て、2017年から、スウェーデンのノルランド・オペラ交響楽団の首席指揮者、英国のロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラの首席客演指揮者を務めた。


関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がアイーダ・ガリフッリーナの出演をキャンセル

  2. パリ発 〓 レジス・パスキエの愛器1736年製「グァルネリ・デル・ジェス」が競売に、推定落札価格は5億円超

  3. ウィーン発 〓 アルベナ・ダナイローヴァが2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のコンサートマスターに

  4. ソウル発 〓 オスモ・ヴァンスカがソウル市立響の首席指揮者を退任

  5. ワルシャワ発 〓 ワルシャワ国立フィルの音楽監督にクシシュトフ・ウルバンスキ

  6. リエージュ発 〓 ワロン王立オペラが「Opera at Home」というストリーミング配信をスタート

  7. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場が新制作の《リゴレット》、《コジ・ファン・トゥッテ》をストリーミング配信

  8. 訃報 〓 ジュゼッペ・ジャコミーニ(80)イタリアのテノール歌手

  9. ウィーン発 〓 国立歌劇場がストリーミング第2週のラインナップを発表、新制作の《ドン・ジョヴァンニ》もライブ配信

  10. サンタンデール発 〓 第20回「パロマ・オシェイ・サンタンデール国際ピアノ・コンクール」でカナダ出身のイェーデン・イジク=ドズルコが優勝

  11. リューベック発 〓 リューベック歌劇場の音楽総監督にシュテファン・ヴラダー

  12. マドリード発 〓 カウフマンとラドヴァノフスキーがともにアリアを再度熱唱、同一舞台で二人はテアトロ・レアル初

  13. ウィーン発 〓 来シーズンのウィーン・フィルの定期演奏会にミルガ・グラジニーテ=ティーラ、女性指揮者の定期起用はオーケストラ初

  14. サモーラ発 〓 サモーラ歌劇祭が近隣の相次ぐ森林火災でオペラ上演を来年に延期

  15. 訃報 〓 オリヴァー・ナッセン(66)英国の作曲家

    • 伊藤浩

     シャープで繊細な指揮に魅了されました。名門コンセルトヘボウに臆することなく堂々と伸び伸びとしていました。何よりも魅力的です。誰でも東洋人でなくともわすれられない指揮者です。洋々たる将来を感じます。

  1. この記事へのトラックバックはありません。