8年ぶりの復帰ならずー。ソプラノのアンジェラ・ゲオルギュー(Angela Gheorghiu)が体調不良で、5日と8日にメトロポリタン歌劇場の《トスカ》への出演をキャンセルした。降板の理由は、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たこと。劇場の方針では、陽性の場合は10日間隔離されるという。
今回の公演は、マシュー・ポレンザーニのカヴァラドッシ、ジェリコ・ルチッチのスカルピアとの共演で、指揮はドミンゴ・インドヤン。2回の公演はウクライナのソプラノ、リュドミラ・モナスティルスカが代役を務めた。
久々の出演とあって、直前に現地の有力紙「ニューヨーク・タイムズ」がインタビューを含めた特集記事を組んでおり、ゲオルギューは当初の劇場側のオファーは1回だったことを告白。しかし、1回の出演では渡航費とホテル代で出演料が消えてしまうため、お願いして出演を2回にしてもらったことなどを楽しげに語っていた。
写真:Angela Gheorghiu
ニューヨーク発 〓 アンジェラ・ゲオルギュー、新型コロナ陽性で8年ぶりのメトロポリタン歌劇場復帰ならず
2023/04/09
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