スペインのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者で指揮者のジョルディ・サヴァール(Jordi Savall)が新しい音楽祭を起ち上げることを発表した。自らの名を冠した「ジョルディ・サヴァール音楽祭」で、バルセロナの西、タラゴナ県にあるサンテス・クレウスにある王立修道院をメイン会場に8月11日から15日まで行われる。
8月1日に80歳を迎えるサヴァールは古楽界を牽引してきた立役者の一人。1974年にオリジナル楽器のアンサンブル「エスペリオンXX」を設立して以降、1987年に声楽アンサンブル「ラ・カペイラ・レイアル」、1989年に「コンセール・デ・ナシオン」を起ち上げ、国際的な活動を続けてきた。
サヴァールは2013年から2019年にかけて同じタラゴナ県にあるポブレー修道院で音楽祭を主宰していたことがあるが、会見で新たな会場となる1160年建設のサンテス・クレウス王立修道院について「ヨーロッパで最も古いステンドグラスの窓があり、素晴らしい音響と非常に美しい光度を備えた場所」と期待を込めている。
写真:Festival Jordi Savall Santes Creus
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サンテス・クレウス発 〓 ジョルディ・サヴァールが新しい音楽祭起ち上げ
2021/07/13
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