ウィーン発 〓 今年は夏の夜のコンサートの無料開放なし、ウィーン・フィル

2020/08/08

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)は、夏の夜のコンサートの無料開放を行わないことになった。一部の招待客を招くだけにするという。

夏の夜のコンサートは、ウィーンのシェーンブルン宮殿前で行われている初夏の野外イベント。80か国以上で放送されている。例年は5月後半に行われているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、9月18日に延期されていた。

今年の指揮者はワレリー・ゲルギエフで、「愛」がテーマ。モーリス・ジャール作曲の映画「ドクトル・ジバゴ」組曲の演奏に加え、テノールのヨナス・カウフマンがマスネやカールマン、プッチーニのアリアなどを歌い上げる。

写真:Wiener Philharmoniker / Julius Silver


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ザルツブルグ復活祭音楽祭 〓 2023年から毎年違う指揮者とオーケストラで

  2. ルツェルン発 〓 イタリアから戻ったオーケストラがオペラから降板、新型コロナウイルスの感染拡大で

  3. ウィーン発 〓 中止された公演の報酬めぐり、ザルツブルグ音楽祭に対して集団訴訟か。芸術監督の辞任も要求

  4. マドリード発 〓 カウフマンとラドヴァノフスキーがともにアリアを再度熱唱、同一舞台で二人はテアトロ・レアル初

  5. ロンドン発 〓 アントニオ・パッパーノ、ロンドン交響楽団の首席指揮者へ

  6. ワルシャワ発 〓 ポーランドもロックダウンへ

  7. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  8. ソウル発 〓 ソウル・ポップス・オーケストラのウクライナ人3人がロシアの侵略から祖国を守るため帰国、従軍

  9. パンプローナ発 〓 ナヴァラ響の次期首席指揮者に香港出身のペリー・ソー

  10. 東京発 〓 ウェルザー=メストの代役はソヒエフ、ウィーン・フィルの日本ツアー

  11. ドルトムント発 〓 2023年の「オペラ・アワード」決定

  12. ロンドン発 〓 「グラモフォン・アワード2019」の年間賞など発表

  13. エバンストン発 〓 原田慶太楼に2023年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者賞」

  14. ロサンゼルス発 〓 カルダー四重奏団のメンバーが交代

  15. 訃報 〓 マイケル・トゥリー(84)米国のヴィオラ奏者

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。