ドイツ・ハンブルクを本拠とするNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(NDR Elbphilharmonie Orchester)首席指揮者を務めるアラン・ギルバート(Alan Gilbert )との契約を延長した。ギルバートは2019/2020シーズンからその任にあり、今回の契約更改で任期は2028/2029シーズン終了まで延びる。
ギルバートは1967年、ニューヨーク生まれの55歳。父親はアメリカ人、母親は日本人で、ボストンのニューイングランド音楽院でヴァイオリン、ハーバード大学で作曲、ジュリアード音楽院とカーティス音楽院で指揮を学んだ。1994年のジュネーブ国際音楽コンクールの指揮部門で優勝して国際的な活躍が始まった。
これまでストックホルム王立フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(2000-2008)、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督(2009-2018)を歴任。2021年からはスウェーデン王立歌劇場の音楽監督も務めている。日本でも、2018年から東京都交響楽団の首席客演指揮者を務めている(-2025)。
オーケストラとギルバートとの縁は深く、オーケストラが北ドイツ放送交響楽団を名乗っていた2004年から2017年まで首席客演指揮者を務めていた。
写真:NDR Elbphilharmonie Orchester
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ハンブルク発 〓 NDRエルプフィルが首席指揮者のアラン・ギルバートとの契約を延長
2023/02/18
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