若手ダンサーの登竜門といわれるローザンヌ国際バレエ・コンクール(Prix de Lausanne)の決勝が8日行われ、イタリアのマルコ・マシャーリ(Marco Masciari,17)が1位に輝いた。マシャーリはイタリア・カラブリア出身。動きの一つ一つのディテールに気を配った美しい踊りが高く評価された。10歳でバレエを習い始め、現在はモナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーに在学中。決勝は21人で行われ、日本人ではただ一人、松岡海人(15)が決勝に進んでいる。
コンクールは1973年の創設。スイス西部のローザンヌで毎年行われ、今年で48回を数える。15歳から18歳が対象。入賞者には奨学金が与えられ、希望するバレエ学校かバレエ団で1年間研修できる。今年の第48回のコンクールは2月2日から9日。これまで会場として使われてきたスイスで一番古い劇場「ボーリュ劇場」が昨年から改装工事に入っているため、今年のコンクールはジャズフェスティバルのメイン会場として有名なモントルーの「オーディトリアム・ストラヴィンスキー」で行われた。
写真:Gregory Batardon
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モントルー発 〓 ローザンヌ国際バレエ・コンクールの第1位にイタリアのマルコ・マシャーリ
2020/02/13
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