スペイン国立管弦楽団(Orquesta Nacional de España)が首席指揮者・芸術監督を務めるダーヴィト・アフカム(David Afkham)との契約を延長した。アフカムは2014年から首席指揮者、2019年からは芸術監督を兼任し、今回の契約延長で任期は2026年9月まで延びる。
アフカムは1983年、ドイツ・フライブルク生まれの40歳。フライブルク音楽大学、フランツ・リスト・ワイマール音楽大 学で指揮者デビュー。その後、「若き才能のためのベルナルト・ハイティンク基金」の第1号受賞者として、ハイティンクのアシスタントを務めた。
また、ダニエル・バレンボイムのアシスタントも務め、2008年にロンドン交響楽団が主催する「ドナテッラ・フリック指揮者コンクール」で第1位を獲得。2010年の「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」でも入賞、その後、欧米のオーケストラ、歌劇場で活躍している。
スペイン国立管はスペイン内戦中の1937年に設立され、1988年からマドリードのオーディトリオ・デ・ムジカを本拠地に活動している。歴代の首席指揮者にはアタウルフォ・アルヘンタ、ラ ファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、アントニ・ロス=マルバ、ヘスス・ロペス=コボス、ジョゼップ・ポンスらがいる。
写真:Los Angeles Philharmonic
マドリード発 〓 スペイン国立管が首席指揮者・芸術監督のダーヴィト・アフカムとの契約を延長
2023/01/11
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