バルセロナのリセウ大劇場が3月10日、19日に初日を迎える予定だった《ローエングリン》の初演をキャンセルした。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたもの。
スペインは感染者1,622人、死亡者35人が確認されており、感染者数は世界で5番目。このため、マドリードのすべての大学と学校は閉鎖されており、スペイン政府は1,000人以下のイベントのみを開催するように制限している。
リセウ大劇場は3月19日の初日の公演に続いて、22日と25日のキャンセルも決めた。ただ、制限措置が解除された場合、28日と4月5日の公演を行うとしている。
今回の《ローエングリン》は新制作で、演出をカタリーナ・ワーグナーが手掛けている。出演はギュンター・グロイスベック、エリン・ウォール、クラウス・フロリアン・フォークト、エヴェリン・ヘルリツィウスなどの出演が予定されていた。
写真:Gran Teatre del Liceu
バルセロナ発 〓 リセウ大劇場が《ローエングリン》の公演をキャンセル
2020/03/12
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