リガ発 〓 ラトビア国立響の次期音楽監督兼芸術監督にフィンランドの若手タルモ・ペルトコスキ

2022/05/13

ラトビア国立交響楽団(Latvijas Nacionālais simfoniskais orķestris)が次期音楽監督兼芸術監督にフィンランドの若手タルモ・ペルトコスキ(Tarmo Peltokoski)を迎えると発表した。2013年からその任にあるアンドリス・ポーガの後任で、任期は2022/2023シーズンから。ペルトコスキこの1月に初めて客演したばかり。

ペルトコスキはヘルシンキ生まれの21歳。フィリピンとフィンランドのハーフで、14歳の時からシベリウス音楽院でヨルマ・パヌラに師事。同時にサカリ・オラモ、ハンヌ・リントゥ、ユッカ=ペッカ・サラステの下で研鑽を積んだ。2020年にフィンランド放送交響楽団を指揮して指揮者デビューした。今年に入って、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に迎えられている。

ラトビア国立交響楽団は1926年、リガ放送センター管弦楽団として発足。1990年に現在の名称に変更した。2021年秋には、フランダース交響楽団の首席指揮者を務めるエストニアの女流指揮者クリスティナ・ポスカを首席客演指揮者に迎えている。

写真:Latvijas Nacionālais simfoniskais orķestris


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. バンプトン・クラシカル・オペラ 〓 2021年はグルックの《ラ・コロナ》と《パリスとヘレネー》を上演

  2. 訃報 〓 ネルソン・フレイレ(77)ブラジルのピアニスト

  3. バンクーバー発 〓 キーシンが自由主義陣営の及び腰のウクライナ支援を一喝、「あらゆることしなければ」

  4. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表、目玉は「マーラー・フェス」

  5. パリ発 〓 フランス国立管弦楽団のソロ・フルート奏者にシルビア・カレッドゥ

  6. クラスノヤルスク発 〓 トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール、1位はドガーディン、2位に北川

  7. ベルリン発 〓 ベルリン放送響の首席客演指揮者にカリーナ・カネラキス

  8. コンスタンツ発 〓 南西ドイツ・フィルハーモニー管が新しい“シェフ”探し

  9. ロンドン発 〓 英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」の「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」一般投票始まる

  10. ローマ発 〓 イタリア全土で劇場また閉鎖

  11. 訃報 〓 クラウディオ・デズデーリ(75)イタリアのバリトン歌手

  12. 上海発 〓 第3回「上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクール」がセミ・ファイナリスト13人を発表

  13. 訃報 〓 ジャンルイジ・ジェルメッティ(75)イタリアの指揮者

  14. ローザンヌ発 〓 ローザンヌ歌劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  15. ヴヴェイ発 〓 クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで中川優芽花が優勝

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。