ロッテルダム発 〓 フィンランドの若手指揮者タルモ・ペルトコスキがロッテルダム・フィルの常任客演指揮者に

2022/09/14

オランダのロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(Rotterdams Philharmonisch Orkest)が来年から、フィンランドの若手指揮者タルモ・ペルトコスキ(Tarmo Peltokoski)を常任客演指揮者に迎えると発表した。

ペルトコスキはヘルシンキ生まれの22歳。フィリピンとフィンランドのハーフで、14歳の時からシベリウス音楽院でヨルマ・パヌラに師事。同時にサカリ・オラモ、ハンヌ・リントゥ、ユッカ=ペッカ・サラステの下で研鑽を積んだ。2020年にフィンランド放送交響楽団を指揮して指揮者デビューしたばかり。

今年に入って、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に迎えられた他、新シーズンからはラトビア国立交響楽団の音楽監督兼芸術監督に迎えられるなど、活躍の場を急速に広げている。

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団に次ぐ、オランダを代表するオーケストラ。2018/2019シーズンからイスラエルの指揮者ラハフ・シャニがヤニック・ネゼ=セガンの後を受けて首席指揮者を務めている。

写真:Rotterdams Philharmonisch Orkest


関連記事

  1. 東京発 〓 新国立劇場がオペラの芸術監督の大野和士との契約を延長

  2. シアトル発 〓 トマス・ダウスゴーがシアトル響の音楽監督を突然辞任

  3. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ州立劇場の次期首席指揮者にアルゼンチン出身のルベン・ドゥブロフスキー

  4. 訃報 〓 ファニー・ウォーターマン(100)英国のピアニスト、リーズ国際ピアノ・コンクールの創設者

  5. ミラノ発 〓 スカラ座が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  6. 訃報 〓 スティーヴン・ソンドハイム(91)アメリカの作曲家・作詞家

  7. トゥールーズ発 〓 トゥガン・ソヒエフがキャピトル国立管との契約を延長

  8. ミラノ発 〓 ゲルギエフがイタリア国内の資産売却を進めていると、イタリアの有力紙が報道

  9. ストックホルム発 〓 ロイヤル・ストックホルム・フィルが聴衆なしの3回のコンサートを配信

  10. ストックホルム発 〓 アンナ・ネトレプコに「ポーラー音楽賞」

  11. リエージュ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチがワロン王立オペラの音楽監督を退任

  12. ライプツィヒ発 〓 市立オペラが新制作の《ローエングリン》でカタリーナ・ワーグナーの新演出を断念、コロナ禍でリセウ劇場との共同制作進まず

  13. シンガポール発 〓 シンガポール響がインターネットで支援の訴え

  14. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の終了を発表

  15. イエナ発 〓 指揮者のシモン・ガウデンツが音楽総監督を務めるイエナ・フィルとの契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。