ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(Royal Concertgebouw Orchestra)がイヴァン・フィッシャー(Iván Fischer)を名誉指揮者に迎えることになった。任期は2021/2022シーズンから。シーズンごとに2〜3週間の時間を割くことになるという。
名誉指揮者は現在、ベルナルト・ハイティンク、リッカルド・シャイーの二人。1987年のデビュー以来、フィッシャーは毎年のようにロイヤル・コンセルトヘボウ管に客演、2013年から2014年にかけての演奏会の模様を収録したベートーヴェンの交響曲全集をリリースするなど関係は深い。
フィッシャーはハンガリーのブダペスト生まれの69歳。ユダヤ系ハンガリー人で、父シャーンドル、兄アダムも指揮者。1983年にブダペスト祝祭管弦楽団を設立、現在も音楽監督を務め、ハンガリーを代表する指揮者の一人。2012年から2018年まで、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者も務めた。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団管は2018年8月、セクシャル・ハラスメント疑惑が浮上した首席指揮者のダニエレ・ガッティを電撃解任。以後、首席指揮者のポストは空席になっている。
写真:Royal Concertgebouw Orchestra
アムステルダム発 〓 イヴァン・フィッシャーがロイヤル・コンセルトヘボウ管の名誉指揮者に
2020/10/24
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