ロンドン交響楽団で36年にわたって首席ティンパニ奏者を務めたクルト=ハンス・ゲーディッケ(Kurt-Hans Goedicke)が亡くなった。90歳だった。オーケストラでの活動に加え、英国王立音楽院などの教授、部門長などを歴任した。
ベルリン生まれでベルリン芸術大学で学んだ後、アイルランド・ダブリンにあるRTE交響楽団に首席奏者として入団。その後、ロンドン響に移籍、2000年まで首席奏者を務めた。その間、ギルドホール音楽演劇学校、ロンドンの王立音楽院、スコットランド王立音楽院で長きにわたって教壇に立ち、多くの後進を育てた。
写真:Royal Conservatoire of Scotland


この記事へのコメントはありません。