ウィーン発 〓 楽友協会が6月から再開、ウィーン・フィルのコンサートも

2020/05/27

ウィーンの楽友協会(Musikverein Wien)が劇場の再開を宣言した。6月5日からコンサートが再開される。ただし、6月のコンサートは聴衆は100人というスタイル。7月からは聴衆枠が250人に増える。

トップを切って5日のコンサートに登場するのは、ダニエル・バレンボイム。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番、ベートーヴェンの交響曲第5番《運命》というプログラム。6日、7日にも同じプログラムのコンサートが行われる。

オーケストラ・プログラムをみると、次は10日で、ウィーン交響楽団が登場する。指揮はフィリップ・ジョルダンで、ダブルヘッダーで夕方と夜に演奏会を開く。プログラムは歌劇《レオノーレ》序曲第3番と交響曲第3番《英雄》。

続いて、13日にリッカルド・ムーティ、19日と20日にフランツ・ウェルザー=メストの指揮でウィーン・フィルの演奏会が行われる。27日にはマンフレート・ホーネック指揮のウィーン響がダブルヘッダーで。

オーケストラ以外のコンサート、リサイタルも多彩。エマニュエル・チェクナヴォリアン、ジュリアン・ラクリン、アルバン・ベルク四重奏団、ハンナ・バッハマン、ルドルフ・ブッフビンダー、マックス・ミュラー、フローリアン・ベッシュらが登場する。

写真:Musikverein Wien


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. フィレンツェ発 〓 ジェームズ・レヴァインの現場復帰がお預けに

  2. 香港発 〓 コンサートホールなどまた閉鎖、新型コロナウイルスの感染再拡大で

  3. 訃報 〓 ノルベルト・バラチュ(92)オーストリアの合唱指揮者

  4. ロサンゼルス発 〓 ハンス・ジマーが2度目の「アカデミー賞」作曲賞受賞、映画「DUNE デューン 砂の惑星」の音楽で

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場管のコンサートマスターにイスラエルの若手ヤメン・サーディ

  6. グラナダ発 〓 パブロ・エラス=カサドが国際音楽舞踏祭の芸術監督を辞任

  7. 訃報 〓 セルゲイ・ドレンスキー(88)ロシアのピアニスト

  8. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  9. 訃報 〓 服部克久(83)日本の作曲家

  10. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが12日まで公演をキャンセル、新型コロナウイルスの感染再拡大で

  11. 訃報 〓 斎藤雅広(62)日本のピアニスト

  12. ノボシビルスク発 〓 ネトレプコのロシアでの公演中止へ、戦争批判声明への“報復”か?

  13. ロッテルダム発 〓 ロッテルダム・フィルもゲルギエフとの「関係を終了」と発表

  14. マンハイム発 〓 マンハイム国民劇場が新制作の《さまよえるオランダ人》をストリーミング配信

  15. マインツ発 〓 2022年の「ロベルト・シューマン賞」はハインツ・ホリガーに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。